Illusion Forum イリュージョンフォーラム
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Illusion Forum イリュージョンフォーラム 錯聴 言語音知覚の頑健性 母音連結

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そうさ方法

  Aは、それぞれ別々に発声した日本語の5母音(「あ」「い」「う」「え」「お」)を100 msだけ取り出して、つなぎ合わせたものです。とても人間が発声したものには聞こえませんね。ロボットの声か何かのように聞こえます。「あいうえお」ではなく、別の言葉のように聞こえるかも知れません。Bは一続きで発声した「あいうえお」です。

図1:A

図2:B

  周波数成分のパターンを見ると、Aは母音ごとに特徴的なパターンがあり、切れ目もはっきりしています。いわば活字のようです。一方Bは、周波数成分は連続的に変化しており、母音の切れ目もはっきりしません。人間の調音器官(舌や唇など、言語音を発声するときに使われる器官)は滑らかにしか動けないので、一続きに発声するとどうしてもBのようになります。脳は、調音器官がどのように動くか(動けないか)を知っていて、Bのような音を正しく解読することができます。しかしAのような音は、人間の調音器官では決して発声できないので、正しく聞こえなかったり、不自然に聞こえたりするのです。

(『音のイリュージョン』 p.27-29)