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Illusion Forum イリュージョンフォーラム 錯聴 知覚的補完 マスキング可能性の法則(周波数帯域の関係)

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そうさ方法

  音楽も雑音も、特定の範囲の周波数成分だけを含むように加工してあります。スライダーの値が大きくなるほど、雑音の周波数範囲(帯域)が高くなります。スライダーの値が6のとき、音楽と雑音の帯域が一致します。それより小さい値では雑音の帯域の方が低く、大きい値では高くなります。音楽と雑音の帯域が一致するとき、最もなめらかに聞こえます。両者の帯域が離れてくると、なめらかには聞こえにくくなります。

  これもマスキング可能性の法則の一種です。マスキングは、隠す音(マスカー)と隠される音(ターゲット)の帯域が近いときに大きくなり、離れると小さくなります。大きい(レベルの高い)音でも、帯域が離れていれば、マスキングの効果はあまり大きくありません。連続聴効果が生じるためには、中断部分に挿入する音は、その部分に本来存在しているはずの音をマスキングできる(隠せる)ような帯域を持っていないといけないのです。これも、「隠されたときだけ、その部分を補う」という聴覚システムの賢い機能の現れなのです。

(『音のイリュージョン』p.8-12)