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Illusion Forum イリュージョンフォーラム 錯視 形の錯視 コントラストの対比

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そうさ方法

  中心にある二つのしま模様のコントラストを比べてみましょう。コントラストとは、明暗(白黒)のメリハリのことです。メリハリがよりはっきりしているときには「コントラストが高い」といいます。この図形では、左側のしま模様のコントラストは低く、右側のしま模様のコントラストは高く見えませんか?本当は、同じコントラストなのです。右上の「かくす」ボタンを押してみましょう。すると周りのしま模様が消えてしまい、中心の二つのしま模様のコントラストが同じであることがわかります。周囲にパターンがあるかないかで、こんなにもコントラストの見かけは変わってきます。

  この錯視は、「明るさの対比」や「色の対比」と同じ、対比効果(たいひこうか)です。つまり、周りのパターンの影響を受け、中心のパターンが周りとは反対方向に見えるのです。だから周りのしま模様のコントラストが高ければ、中心のコントラストは低く見えます。また、周りのしま模様のコントラストが低ければ、中心のコントラストは高く見えます。「明るさの対比」で詳しく説明したように、視覚システムに備わっている「側抑制(そくよくせい)」というメカニズムが、このような対比を生み出していると考えられます。「明るさの対比」では、明るさに反応する神経細胞群による側抑制を考えましたが、この「コントラストの対比」では、パターンのコントラスト(明暗のメリハリ)に応答する神経細胞群が、近隣の神経細胞群を抑制していると考えられます。対比は、いま見ているものと、その周囲との違いをより明確にしてくれるのです。視覚システムにそなわったすばらしいしくみです。

  視覚システムにおいて、対比は基本的な原理です。そのため、「明暗」「色」「しま模様」「傾き」など、私たちが見るさまざまなパターンで対比が生じています。また、「エビングハウス錯視」は「大きさ」の対比のあらわれです。イリュージョンフォーラムには、たくさんの対比効果が掲載されているので、さがしてみましょう。

    【参考文献】
  • Ejima, Y. & Takahashi, S. (1985). Apparent contrast of a sinusoidal grating in the simultaneous presence of peripheral gratings. Vision Research, 1223-1232.