rpt_add コマンド
(A) 機能
レポートリストにセルを登録します。
(B) 形式
rpt_add <key> <format> { <faciliy> }
(C) パラメータ
<key>
レポートリスト内に作られるセルの識別名を指定します。
<format> レポート出力の形式を定める文字列です。
'\' に続く文字は、 'n' 、 't' を除きそのまま出力されます。
'\n' 、 '\t' はそれぞれ、 改行コード、 タブコードが出力されます。
\ に続かない % から数字以外の最初の文字まで (この文字を含む) は、変
換指示と呼ばれ、 以下に示すように置換されて出力されます。 変換指示
に含まれない文字は、そのまま出力されます。
変換指示は、
'%' { <digit> } < 変換指示文字 >
というパターンとして解釈されます。
< 変換指示文字 > が 't' である場合を除いて数えて <format> 内の n
番目の変換指示が、 n 番目の < facility > パラメータが指定するファ
シリティの値をどのように出力するかを決定します。
<digit> の系列は、置換された結果出力される文字数を指定します。 文
字数が省略されると、値の出力に必要な文字数となります。
< 変換指示文字 > による出力の違いを以下に示します。
変換指示文字 出力
b ファシリティの値を 2 進数表示で出力します。
d ファシリティの値を 10 進数表示で出力します。
o ファシリティの値を 8 進数表示で出力します。
x ファシリティの値を 16 進数表示で出力します。
s ステージ/セグメントファシリティの状態値を出力します。
その他 ファシリティの値を 16 進数表示で出力します。
変換指示文字 't' は、現時刻を 10 進数で出力します。
<facility>
レポート機能により値を出力したいファシリティを指定します。
メモリファシリティのあるアドレスワードの値を出力したい時は、 そのフ
ァシリティ名に続けて、 '@' < アドレス > を指定して下さい。< アドレ
ス > は符号無しの整数です。
(D) 注意事項
変換指示文字が 't' である変換指示の数と <facility> パラメータの数が
合わない場合、余分な <facility> パラメータは無視され、 余分は変換指
示は、空文字列に置換されます。
rpt_add コマンドで作られるセルは、常にレポートリストの末尾に挿入さ
れます。
(E) 関連事項
rpt_onコマンド
rpt_offコマンド
reportコマンド
rpt_rmvコマンド
rpt_mvコマンド
printコマンド