MACC'97 ポスタセッション論文
- 並列制約最適化問題解決としてのテキスト解析
- 吉田宏和[1],吉見毅彦[1,3],池口大輔[2],田村直之[2]
- [1]神戸大学大学院自然科学研究科,[2]神戸大学工学部,[3](株)シャープ ソフト事業推進センター
- 連絡先: sarion@harp.seg.kobe-u.ac.jp
- 梗概
我々は,従来型の自然言語処理システムの多くが構文解析や意味解析
等のモジュールを直列に接続したものであったのに対し,より漸進性と
即応性を備えたシステムの構築を目標としている.
そこで,文節間のリンクをエージェントとみなし,それらのエージェ
ントが文節間の制約の充足を目指す手法を採る.ここでの制約は言語の
様々な知識をベースとする優先度付き制約式とし,エージェント群が
並行非同期的にこれらを最適化することで文の解釈を得る.
環境の動的な変化に対しても,対応するエージェントが整合をとること
で対応が可能であり,テキストの局所的な変化が全体の再解析につながる
ことは無い.
- キーワード
自然言語処理,優先度付き制約式,制約最適化問題,マルチエージェント
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論文PSファイル(+gzip)
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Wed Jan 21 09:37:36 JST 1998