MACC'97 一般セッション(情報検索支援)論文
- 街角情報支援のための分散エージェントモデル
- 大澤 一郎
- ETL 分散メディアインタラクションラボ
- 連絡先: osawa@etl.go.jp
- 梗概
日常的な生活環境における、複数の人間と複数のソフトウェアエージェントと
の総合的なインタラクションを実現するための分散エージェントモデルを提案
する。各エージェントには「エージェントURL」を割り当て、インターネッ
ト等による広域デジタル情報空間上で分散エージェントシステムを実現してい
る。各エージェントは「フィールド」と呼ばれる場に位置し、フィールドを介
することで同じフィールドにいるエージェント同士が緊密にインタラクション
する。エージェントとフィールドのインタラクションは「委譲によるフィール
ドのエージェント化」で実現している。すなわち、フィールド毎にフィールド
を管理しているエージェント(フィールドマネージャ)を用意して、フィール
ド宛のメッセージをフィールドマネージャに委譲している。このような分散エー
ジェントモデルに基づき、日常的な街角情報支援をパーソナルインタフェイス
方式で実装する。パーソナルインタフェイスはリモートブレイン型の分散パー
ソナルインタフェイスエージェントで実装し、音声認識などのように個人差の
大きな処理はパーソナルインタフェイス部分で行っている。街角にいる街角エー
ジェントは、近付いてくる人のパーソナルインタフェイスエージェントのエー
ジェントURLを感知し、その情報を基にダイナミックにインタラクション環
境を構築し、パーソナルインタフェイスエージェントからの情報に基づいて人
とのインタラクションを円滑に行う。
- キーワード
街角情報支援、広域分散エージェント、エージェントURL、アクティブフィー
ルド、パーソナルインタフェイスエージェント、リモートブレイン
-
論文PSファイル(+gzip)
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Wed Jan 21 09:37:36 JST 1998