MACC'97 特別セッション(マルチエージェントシステムのビジネスへの応用)論文
- 知的エージェント環境SAGEのECへの適用 -取り引きフェーズへの展開-
- 菅坂玉美
- (株)富士通研究所
- 連絡先: tamami@flab.fujitsu.co.jp
- 梗概
我々は、ネットワーク上の情報をシームレスにうまく活用するため、
対話型エージェントの技術を利用した、知的エージェント環境SAGE
(Smart AGent Environment)の研究を行っている。
このSAGEの実システムへの適用実験として、
電子商取引(EC:Electronic Commerce)への応用を試み、
SAGE:Francisとして開発している。
既にSAGE:Francisのプロトタイプ\cite{ieice菅坂}として、
複合条件指定による商品検索機能を実現したシステムを構築しており、
OracleとAccessを利用した商品情報の統合実験では、
RDBの構成や使用する用語が異なるDB同士を統合することに成功し、
1検索時間も約5秒と、実用範囲内の時間であることを確認した。
現在次のステップとして、
%一覧表示された商品情報から
絞り込んだ商品を取り引きするフェーズへの拡張を検討している。
本論文では、取り引きするフェーズにおける具体例を示しながら、
現在の構成の改良点を述べ、再構成したSAGE:Francisのモデルを示す。
また、取り引きフェーズへの拡張を含めた、
ECのためのオントロジー構築について考察する。
- キーワード
マルチエージェント、対話型エージェント、インターネット、電子商取引(EC)、仮想カタログ、ファシリテータ、エージェント間通信言語ACL、KIF、KQML
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論文PSファイル(+gzip)
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Wed Jan 21 09:37:36 JST 1998