ヒューマンサイエンス

見ることで感じる疲れや手ごたえ

~映像遅延により変化する運動感覚~

概要

インタラクティブな操作を行うネットワークサービスにおいては,通信遅延に伴う映像の遅れによって,しばしば抵抗感などの不快な感覚が生じます.私たちは,このような操作感の変化を引き起こす脳の情報処理の仕組みを,運動計測や心理物理実験によって調べています.本研究では,自身の動きに対する映像の遅れが,状況に応じて,筋疲労の感覚や重い対象を引っ張っている感覚を生起していることを示しました.この発見は,効果的な遅延補償技術や,リアルな感覚提示を実現するための手がかりになると考えられます.本展示では,簡単なデモを通して実際に操作感の変化を体験できます.

ポスター


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展示担当者


伊藤 翔
伊藤 翔
人間情報研究部

高椋 慎也
高椋 慎也
人間情報研究部

木村 聡貴
木村 聡貴
人間情報研究部

五味 裕章
五味 裕章
人間情報研究部