コミュニケーションと人間の科学~ヒトを知り,人に優しいICT社会へ~

動きから素材を見抜く

~映像中の動き成分に基づく液体の知覚~

概要

身の周りにある物体の表面は様々な素材でできていて、時に輝いて見えたり透明に見えたりします。このような素材の状態に関する知覚を質感知覚と呼び、その仕組みを調べてきました。今回、決まった形をもたない素材の一つである「液体」の質感を見抜く視覚の謎に迫りました。そして、人間が画像運動成分のみから液体を知覚できること、更には粘性や透明感などの液体質感を判断できることを明らかにしました。本研究を進めることで、複雑な物理計算をしなくとも映像の操作だけで質感知覚を操作できる技術の実現につながります。視覚の仕組みを利用し、人間にとってのリアリティを効率よく伝達する情報提示手法を提案していきたいと思います。

当日の様子

ポスター


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会場図

展示担当者


河邉 隆寛
河邉 隆寛
人間情報研究部
澤山 正貴
澤山 正貴
人間情報研究部
丸谷 和史
丸谷 和史
人間情報研究部

西田 眞也
西田 眞也
人間情報研究部