コミュニケーションと人間の科学

「見守る」と「見守られる」をつなぎます

~介護者記録用Webアプリ「みまもメイト」の開発と評価~

概要

うつ病の早期改善には、良好な家庭環境が重要です。そのためには、家族介護者がうつ病患者の言動に上手く対処できる必要があります。本研究では、家族介護者の介護活動を支援する記録用アプリを開発し、6週間のホームユースを通して、その有効性を確認しました。具体的には、みまもメイトを用いることによって,家族介護者単独で病気を抱える患者に対処するという構図(家族介護者 vs. 患者+病気)から、患者と家族介護者が協調しながら病気に立ち向かうという構図(家族介護者+患者 vs. 病気)へと変化しました。本手法は、家庭内環境を改善することによって、家族介護者の負担を軽減すると共に、うつ病患者の症状緩和にもつながります。社会的な波及効果としては、自殺率の低下や生産活動の拡大が期待されます。

当日の様子

ポスター


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展示担当者

山下 直美
山下 直美
協創情報研究部
平尾 努
平尾 努
協創情報研究部
西野 正彬
西野 正彬
協創情報研究部
Ari Hautasaari
Ari Hautasaari
協創情報研究部