空間バンドパス刺激の運動残効
- 空間的に帯域制限したランダムドットをある一定の距離で連続的に移動させています。下の刺激は上の刺激と比べ移動距離が大きくなっています。
- まず、上の刺激をクリックして下さい。運動が始まりますから、目を動かさないために中心の点を凝視したまま、10秒程度運動を観察してください。
- 再びクリックすると刺激は静止します。すると、今までとは反対方向に運動が見えるはずです。これが「運動残効」です。
- 次に、同じことを下の刺激で試してください。この場合は、それまで見えていたのと同じ方向に運動残効が見えませんか。
この現象の詳細は、以下の論文を参照ください。
- Nishida, S. & Sato, T. (1992). Positive motion after-effect induced by bandpass-filtered random-dot kinematograms, Vision Research, 32, 1635-1646.
- Nishida, S. & Sato, T. (1995). Motion aftereffect with flickering test patterns reveals higher stages of motion processing, Vision Research, 35, 477-490.