全体の流れ

  1. まず式をぺたぺた書く
    • 式の変型過程なども書いていると結構ミスに気が付く。 式の説明とかはイチイチ書かない。
  2. 引用した論文の情報を張る
    • 少しイントロや過去の手法を書きはじめると、ただ読んでいたときと比べ圧倒的に理解も深まり自分が引用し損なっていた論文も見つけられる。
  3. 図を作ったらとりあえず張ってみる
    • 並べてとりあえず適当に説明を書いておく。
    • その後,共著者に見せて意見もらったり、図の説明を考えている間に他の必要な図表のイメージが涌いて来る。
  4. 「章立て」「全体の流れ」を意識してまとめはじめる.
    • 過去の研究をIntro程度に収めるか? 2章当たりに詳しく書くか?
    • subsection にいれるか, section として主張を強くするか?
    • 考察のアプローチを考えて,必要なら図を追加
    • 定量的に評価できているか?評価方法の正当性は?
  5. ここまでできて中味が整ったらたらとりあえずちゃんと書きはじめてみる。
    • 同じことをクドクド書かない
    • 英語に直したときの事をちょっと意識してみる
    • 最初から英語で書くときは逆に日本語に直したときを意識してみる
  6. 必要に応じて本文追加、図表追加、そして議論と結果とまとめとか。

細かい技とか

  1. TeXで書くとき

  2. 英語に関して
    私は英語が超不得意です.なので,いかに効率よく,まともな英語の論文を書くかを紹介します.
    1. 自分で書いた英語の文章を,Exciteナビで訳させます.
    2. まともな訳が返ってくるまで,頑張って英語を直します.
    3. 自動翻訳機がまともに訳してくれる英語の構文は, だいたいの人が読めるような文章になっています. そもそも英語の苦手な人が高尚な文章を書けるわけが無いので, 簡単な文章で書くことを心がけます.
    4. 自動翻訳機では時世や三人称単数などのチェックはなかなか出来ないので, 原稿をそのままWORDにコピペすると,結構細かいチェックしてくれます. ただし,WORDで改行してしまうとうまくチェックしてくれないので, この技を使うときには,TEX原稿で,改行無しであらかじめ書くのがいいかと.
    私は,これでだいたいの英語の文章を書いています. 英語に自信が無いので必ず自動翻訳機でチェックかけます. 自動翻訳機は,英語を作るのには役に立ちませんが,自分の英語のチェックには結構役に立ちます.