機能が多いことより使って楽しいかどうか、「感情」がプロダクトのキーワードになる時代です。人と人とのコミュニケーションは、お互いに感情を読み合う一連のプロセスです。何かを見た／聞いたといった意識がなくても感情はわきおこります。脳と身体の複雑なインタラクションからもたらされる感情は、身近でそしてミステリアスな存在です。感情を測るためには、感覚系や自律神経系、筋骨格系、遺伝子やホルモンの働きなど、人間全般に関する科学的な理解が必要なのです。