メディアの科学

雑音に埋もれた声を見本のクリーン音声で修復

~大量の事例を用いた超高品質音声強調~

概要

収録音声に含まれる雑音や残響を取り除く技術(音声強調技術)の研究は、今までにも沢山行われてきました。しかし、それらの技術による処理音声には歪み(残留雑音・残響、不自然な音)が残り、結果、聞き取りにくい音となってしまうことがしばしばでした。この研究は、処理音に歪みが全く残らない音声強調の確立を目指した研究です。紹介技術は、膨大な量の学習用クリーン音声事例を背後に持ち、収録音に含まれるクリーン音声に最も合致する素片をその中からうまく探し出して、収録音声をその素片に書き換える作業を行います。クリーン音声素片の接続で作り出される出力音には、歪みが入りこむ余地はなく、超高品質な音声強調が可能となります。

当日の様子

ポスター


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展示担当者

木下 慶介
木下 慶介
メディア情報研究部
小川 厚徳
小川 厚徳
メディア情報研究部
中谷 智広
中谷 智広
メディア情報研究部
Marc Delcroix
Marc Delcroix
メディア情報研究部
吉岡 拓也
吉岡 拓也
メディア情報研究部
荒木 章子
荒木 章子
メディア情報研究部
伊藤 信貴
伊藤 信貴
メディア情報研究部