日本神経回路学会第１１回全国大会（JNNS2001奈良）開催のご案内

今年度のJNNS2001は奈良にて開催いたしますので、ご案内申し上げます。奮ってご参加ください。

大会委員長　川人光男　 (ATR)
実行委員長　上田修功　 (NTT)
プログラム委員長　岡田真人　(理研)
会計　石井　信　(NAIST)

期日：2001年9月27日(木)～29日(土)

会場：ならまちセンター（所在地：奈良市東林寺38　電話：0742-27-1151～3）

原稿締切：終了いたしました。多数のお申込ありがとうございました。

応募資格：筆頭著者は発表時に神経回路学会(JNNS/INNS/ENNS)会員、
または、共著者が神経回路学会会員の場合は協賛学会会員の発表も可能

多数の講演申込をいただき、７月末をもって締めきりとさせていただきました。
プログラムについては、９月に次のURL
http://www.kecl.ntt.co.jp/icl/as/jnns2001/Program2.htm
にて掲載いたます。

募集分野と概要：　JNNS2001では、神経情報処理にかかわる生理学、心理学、情報科学、数学、計算機科学等の幅広い分野の研究発表を募集します。これらの分野で得られた基礎理論から実験・構成的手法・応用に至る研究成果が発表され、活発な討論がなされることを希望します。論文投稿の目安となるキーワード群を下記のように A対象分野 B方法論に分けております。

A 対象分野のキーワード： 感覚系（視覚、聴覚など）、思考（高次元l機能）、運動（制御）、神経生理、計測技術、学習・記憶、情報表現、連想メモリ、記憶容量、ダイナミックス、カオス、最適化、遺伝的アルゴリズム、時系列予測、パターン認識、感覚統合、ロボティックス、ニューロ・ファジー、信号処理、光・半導体・ニューロデバイス、バイオ素子、その他
B 方法論のキーワード：実験、理論解析、シュミレーション、モデル、アルゴリズム・アーキテクチャ、応用、物理的実験、その他
なお上記の趣旨に添う原稿であれば、これ以外のキーワードを持つ論文でも歓迎いたします。

発表形式： 基本的にはポスターセッションによる発表としますが、応募講演の中から集中討論に相応しい話題を選び、口頭発表とします。
使用言語： 日本語または英語
採録審査： 応募講演の採否、およびポスター・口頭発表プログラムの編成は、プロフラム委員会が提出原稿をもとに審査の上決定し、8月上旬に通知します。

原稿体裁： A4判1頁、または2頁。各辺から2cmの余白をとり、1頁目の上からタイトル、著者、所属を和文、英文で書き、可能であれば電子メイルアドレスを添えてください。発表者名の右側には(P)または(PY)［35才以下］を添えてください。(PY)は神経回路学会奨励賞の対象となり得ることを意味します。50ワード程度の英文Abstract を本文の前につけてください。また、1頁目下端に線をひき、キーワードを書いてください。カメラレディとするため、10ポイント以上の文字で明瞭に印字願います。

原稿締切：終了いたしました。

日本神経回路学会への入会等については下記にお問合せください。
http://jnns.inf.eng.tamagawa.ac.jp/
JNNS事務局:
113-0021　東京都文京区本駒込5-16-9 学会センターC21
(財）日本学会事務センター
tel: 03-5814-5801, fax: 03-5814-5820
業務内容：年会費，会員管理（入退会住所変更），発送業務等

期日：2001年9月27日(木)～29日(土)

会場：ならまちセンター（所在地：奈良市東林寺38　電話：0742-27-1151～3）

URLでの参加申込締切：2001年8月20日(月)
大会会場での参加申込も受付しておりますが、当日の受付事務の簡略化のために、
できるだけURLでの参加申込を行ってください。

参加費：会員、および協賛学会会員6,000円、非会員8,000円、学生3,000円（大会講演論文集を含む）
　懇親会について：9月28日（金）に夕方より、懇親会を予定しております。懇親会会費は一般が4,500円、学生が2,500円の予定です。
参加申込手順：
（１）下記の銀行口座あてに参加費を振込。
　　（懇親会に参加される方は、懇親会費も同時に振込してください。但し、懇親会は当日受付も可能です。）
（２）ホームページにて、参加申込フォームを入力し送信。
　　（5月1日（火）より受付中）
（注）大会会場での参加登録を参加費支払いも可能ですが、当日の受け付け事務を簡略化するためにできるだけ事前登録をお願いします。
　　参加申込をされた方には、９月上旬に大会プログラムと大会案内（詳細版）等についてEmailにてご案内いたします。
　　
参加費の振込先（銀行振込）：南都銀行　登美が丘支店
口座番号：普通　087247
口座名称：神経回路石井信 　（シンケイカイロイシイシン）

※尚、振込依頼票控・振込金受領書は提出不要ですが、念のため各自保管しておいてください。）

※ATMによる振込み、または事業所からのEB振込みサービス利用の場合、口座名称のすべの文字を入力できないことがありますが、
入力可能な文字数分を先頭から入れていただき、送信してください。（銀行名・支店名・口座種別・番号をご確認後振込みください。）

参加申込および講演申込はこちらより行ってください。
参加申込フォームへ

 　参加申込に関する問い合わせ先：
　NTTコミュニケーション科学基礎研究所
　知能情報研究部「JNNS2001奈良」事務局
　上田修功　（アシスタント　中島智子）
　Tel: 0774-93-5133 Fax: 0774-93-5155
　E-mail: jnns2001@cslab.kecl.ntt.co.jp

懇親会について：9月28日（金）に夕方より、懇親会を予定しております。懇親会会費は一般が4,500円、学生が2,500円の予定です。

特別招待講演
下記の２名の先生方による特別講演を開催いたします。（敬称略）

９月２７日（木）午後５時より
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タイトル：　ゲノムデータベースから見た生命の記述と理解
講演者：　高木利久　（東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター　教授）

概要：　ヒトゲノムの配列がほぼ決定されたことを受け、生命科学はポストゲノムシークエンスという新たな世紀に突入した。このような状況にあって、ゲノムデータベースもゲノム配列データやタンパク質立体構造データを納めたものから、それらの分子間相互作用や代謝系やシグナル伝達系といった種々の生命現象を納めたものへと大きな変貌を遂げつつある。

ゲノムデータベースは生命科学において現在欠かせない道具となっているが、一方で、ゲノムデータベースはこれをゲノム研究、生命科学研究の成果物ととらえることもできる。これを眺めることによって我々の生命の理解の度合いや課題を知ることができる。
講演では、ゲノムデータベースの研究開発動向と将来展望を紹介するとともに、これを通して生命の記述や理解の現状および将来の課題について考察したいと考えている。
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９月２８日（金）午後５時より
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タイトル：　大脳皮質の局所神経回路
講演者：　金子　武嗣　（京都大学大学院　医学研究科　教授）

概要：　中枢神経系の最も重要な機能が大脳皮質に存在しているということについては多くの神経科学研究者の見解が一致している。認識・感情・思考・意識など、科学的な立場からしても未だに神秘的に見える機能を実現している大脳皮質がいったいいかなる設計デザインを用いているのか、今までにわかっていることを紹介し、さらに研究の現状と展望を報告したい。第１に大脳皮質の構成要素（もちろんニューロンである）の分類を示し、次にそれらの間に作られる局所神経回路についてわかっていることと、これから探らなければならないことを述べる。最後に局所回路だけにこだわらず、大脳皮質を、それを中心としたグローバルな動的システムとして理解すべきであることを強調したい。
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招待チュートリアル

今回は，学習，運動制御，認知科学の３分野において，最先端の研究を行っている若手研究者によるチュートリアルを開催致します．講演者および内容概要は以下の通りです．（敬称略）　尚，チュートリアルはその分野の一般講演に組み込まれます．但し，講演時間は一般の口頭発表が15分(質疑込み)であるのに対し，チュートリアル講演は40分(質疑込み)です．

（１）学習
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タイトル：　疎グラフ上のベイズ統計と誤り訂正符号
講演者：　樺島　祥介　（東工大大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻）

概要：　効率的な推論手法としてグラフ上に表現された確率モデルが注目されている．通常，大自由度確率モデルでは確率評価に必要な計算量がモデルサイズとともに爆発してしまう．ところが疎グラフ上に表現されたモデルでは，高速かつ高性能の近似アルゴリズムの発見によりこの問題を実質的に解決出来る場合のあることがわかってきた．本講演では特に，最も成功した例として知られている誤り訂正符号への応用に関して平易な解説を試みたい．
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（２）運動制御
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タイトル：　円滑性追跡眼球運動のモデル～ヒューマノイド研究から脳科学へ～
講演者：　柴田　智広　（科学技術振興事業団 ERATO 川人学習動態脳プロジェクト）

概要：　本チュートリアルではまず我々が取り組んできたヒューマノイド研究を紹介し，続いてその中から生まれた脳科学に直接貢献する成果である，人間や猿の円滑性追跡眼球運動のモデルに関して述べる．本モデルは従来のものと本質的に異なる画期的な大脳－小脳連関モデルであり，またシステム全体をカルマンフィルタと捉えることで多くの行動実験や生理実験を再現可能である．

（３）認知科学
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タイトル：　フラッシュ呈示される視対象の時空間定位の誤り

概要：　運動物体の近傍にフラッシュ刺激を与えると、フラッシュが後ろにずれて見える。このフラッシュ・ラグ効果の説明として、運動外挿、位置平均化、相対潜時などが提案されてきた。本研究では、連続運動ではなくランダムに変位する運動刺激を用い、近傍に突然呈示したフラッシュの位置判断を行った。生じるラグの量を、時空間相関図として視覚化した。確率的なゆらぎをもった相対潜時のモデルでのみ結果をうまく説明できた。

宿泊について：奈良市内での宿泊については、特別料金にて近隣ホテルを利用できます。詳しいホテル情報URLへ。
また、各ホテルへご予約の際には、以下の「宿泊申込書」をお使いいただきファクシミリにてお申込ください。
（宿泊申込書は、JNNS2001_Hotel.doc（Word用）　または　JNNS2001_Hotel.pdf　（Acrobat用）をプリントしてください。）
尚、申込締切は、9月10日(月)です。ご希望のホテルが満室の際は、お手数ですが案内の中の他のホテルへお問合せください。

尚、上記の特別料金は、朝食付・サービス料込み・消費税別の料金です。（朝食不要の場合は1,000円を差し引いた額となります。）

奈良への交通手段：
「京都方面から」
　　「近鉄京都」駅より近鉄京都線特急「近鉄奈良」（３２分）行き、
　　近鉄京都線急行「近鉄奈良」（４８分）行き乗車
　　または、近鉄京都線急行「大和西大寺」方面乗車、「大和西大寺」にて「近鉄奈良」行きのりかえ
「大阪方面から」
　　JR「大阪」駅よりJR大阪環状線外回り「鶴橋」（１５分）にて近鉄奈良線快速急行「近鉄奈良」（２９分）行き乗車
　　「近鉄難波」駅より近鉄奈良線特急「近鉄奈良」（３２分）行き、
　　「近鉄難波」駅より近鉄奈良線快速急行「近鉄奈良」（３５分）行き乗車

ならまちセンター：
住所：奈良市東林寺３８番地
電話：0742-27-1151

「近鉄奈良駅から」
　　猿沢池、奈良町方面へ徒歩１０分
「JR奈良駅から」
　　奈良町方面へ徒歩１５分
猿沢池周辺より「ならまちセンター」案内掲示があります。
また、向かいにホテルサンルート奈良があります。

　ならまちセンター外観

招待チュートリアルの講演者および内容概要が掲載されております。
５月１日より、申込受付を開始しました。
６月１１日より振込み口座の口座名称が短く変更になっております。（口座番号は変わりありません。）

社団法人計測自動制御学会、社団法人電子情報通信学会、日本神経科学学会、社団法人日本ロボット学会（五十音順敬称略）より、ご協賛をいただいております。

講演申込は終了いたしました。多数お申込いただきありがとうございました。

プログラムは次のＵＲＬに掲載いたしました。
http://www.kecl.ntt.co.jp/icl/as/jnns2001/Program2.htm

今後も、本大会に関する最新の情報は本URLにてお知らせいたします。

	所在地	TEL	FAX	部屋タイプ	特別料金	URL
三井ガーデンホテル奈良	奈良市三条本町8-1	0742-35-8831	0742-35-6868	シングル	8,000	http://www.gardenhotels.co.jp/nara/
奈良ワシントンホテルプラザ	奈良市下三条町31-1	0742-27-0410	0742-27-0484	シングル	7,900	http://www.wh-at.com/
ホテルサンルート奈良	奈良市高畑町1110	0742-22-5151	0742-27-3759	シングル	7,500	http://www.sunroute-nara.co.jp/