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Tatsushi Matsubayashi matsubayashi.tatsushi@lab.ntt.co.jp |
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■宇宙の大規模構造卒論で「2体相関関数の時間進化」とかいうのをやりました。宇宙はとても大きな構造を持っていて、銀河の分布は一様ではなく泡状と呼ばれる構造をしています。 なんでそんな分布になるのかというと、銀河初期のビッグバン後の宇宙の膨張具合と、重力による収縮の バランスがうまくとれると現在のような構造になるわけです。 全体的には膨張して広がってゆくんだけど、局所的には相対的な速度が遅くなってくると重力収縮に向かいます。 ここら辺はジーンズ不安定性とか、CDM宇宙モデルとかを勉強する必要があります。 宇宙の大規模構造の勉強はとてもおもしろいんですが、須藤靖国立天文台教授(前東大助教授)が結構やっていて、 昔結構はやっていた。最近では名古屋大の吉田さんとかが異常に大規模なN体計算とかやっているし、切り口は難しい。 最近では計算パワーもかなり上がり、SPHのパフォーマンスも上がっているので(専用計算機も開発されているし)、 ガスとかまだやることは多いみたい。 個人的には大規模構造シミュレーションは、宇宙の進化を理解するのにとてもワクワクするので、 学部でそのような研究に触れることができたのは幸せでした。 佐藤文隆さん、中尾さん、その他、当時の京大天体核理論の皆様には深く感謝しております。
■銀河動力学■中質量ブラックホール■巨大ブラックホールの形成過程
■ガンマ線バーストと中質量ブラックホール■JASMINE
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