MACC'97 一般セッション（ネットワークへの応用）論文
自律分散の観点から，人間の支援を受けることなく長期間に渡って動作可能な マルチエージェントシステムの構築が切望されている．しかしながら従来の自 律分散系では，故障の発生そのものが想定されていないため，ひとたび故障が 生じるとシステム全体の秩序が崩壊し，人為的な支援なしにその修復を行うこ とは不可能であった．これに対し我々は，コンピュータネットワークシステム における自己診断可能システムの一つであるhighly structuredシステムを応 用することを提案する．また，自律分散的に円周を形成するユニット群を題材 にその有効性を確認する．
自己診断，自己組織化，フォールトトレランス，永久故障，間欠故障
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