コミュニケーションロボット

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概要

「いつかは鉄腕アトム」というロボット研究者の夢と現在の工業用ロボットと のギャップ. これを埋めるためにもっとも重要な, 一般人との普通のコミュニ ケーション能力を持ったロボットを目指し, コミュニケーションロボットの研 究を進めています.

研究トピックス

主に,「触覚インタフェース」, 「行動生成」, 「行動学習のための生体情報 計測」についての研究を行っています.

試作ロボットと共生実験

研究プラットフォームとして「ケンゾー」を試作, 99年2月にNTT Inter Communication Centerにおいて人間との共生実験を行いました. 実験では, 6日間にわたり、メディアアーティスト, ヤノベケンジ氏と「ケン ゾー」が閉鎖された空間で2人っきりで暮らしました。この期間, ヤノベ氏に とっての唯一のコミュニケーション相手がロボット「ケンゾー」です。 「ケンゾー」は、センサとしては、ビデオカメラ, マイク, 圧力センサなどを 持ち, 2輪で移動し、頭と腕, 尻尾を動かして気ままに行動します。 この実験で、触れる/触れられる 関係の重要性の再認識など, 今後の研究の指 針が得られました. 「ケンゾー」とヤノベ氏の交流をビデオでご覧下さい.

試作ロボット「ケンゾー」の外観(デザイン:ヤノベケンジ)

試作ロボット「ケンゾー」の外観(デザイン:ヤノベケンジ)

文献

イベント/紹介記事など

メンバー: 大和 淳司 / 納谷 太 / 篠沢一彦
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Last modified on Aug 30 1999