[ English version ]

ソーシャルウェア

| 概要 | 研究トピック | 発表論文 | メンバ |


ソーシャルウェアのイメージ

ソーシャルウェア:サイバー社会のインフラストラクチャ

ユーザーとそのパーソナルエージェント, コミュニティ情報ベースやネットワークエージェントなどが互いに協調して, サイバーコミュニティにおける出会いや議論, 情報統合といったさまざまな活動を支援するシステム(ソフトウェア基盤)を ソーシャルウェアとよんでいます.

サイバー社会の基盤となるのはサイバーコミュニティ (ネットワーク上のインフォーマル・グループ)であると考えられます. しかし,双方向性の不足といったWWWの限界, 情報洪水に代表されるメディアと人間のギャップなどが示すように, サイバーコミュニティの本格的な形成にあたっては人と人をつなぐ 新たなコミュニケーション環境を構築する必要があります.

ここでは,エージェントと人間を効果的に協調させる技術により, 人に優しいコミュニケーションを実現しようとしています. また,議論の制御,組織学習・集団意思決定などの技術により, サイバーコミュニティの活動を活性化することも目指しています. さらに,サイバーコミュニティの特質に適合させるため, 個々の知的主体が分散して協調しながら自律的に活動するマルチエージェント アーキテクチャを取り入れています. 具体的には,コミュニケーションを支援するツール, およびその基礎技術であるエージェント+人間系の協調、 組織学習・意思決定などの技術を研究しており, サイバー社会の社会活動を支援するインフラストラクチャ構築をめざしています.


| 協調システム研究グループ | 社会情報研究部 | NTT CS基礎研究所 |

Last modified: April 10, 2002