遺伝的アルゴリズムとは 自然界における進化の仕組みを模倣した計算手法であり、 組合せ最適化問題の有力な近似解法の一つです。 具体的スケジューリング問題として 電話番号案内オペレータの勤務スケジュール作成の問題を取り上げ、 遺伝的アルゴリズムの応用の研究を行っています。
二つの非線型力学系の間に適当な結合を導入すると、 それぞれの力学系の振る舞いは不規則であるが、 各時刻での二つの力学系の状態が一致する、 いわゆるカオス同期現象と呼ばれる現象が知られています。 このカオス同期現象を利用すると、 第三者が送信信号の波形から情報信号を読み取れないように 情報信号をカオス的に変調し、受信側では同期を用いて 情報信号を復号するということが可能となります。 現在は、複数のニ値信号を一本の伝送路のみを用いて送ることができる カオス同期現象を用いた秘匿通信法の研究を行っています。