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テーマ展示

メディアとコミュニケーション B-2 生きている音をそのまま伝えよう ―MPEG-4 ALSによる音響信号のロスレス伝送―

概要

音響信号をそのまま伝送できる音響ロスレス符号化 (MPEG-4 ALS) の使用例として,ライブハウスで行われている生演奏を別の会場のお客様にも生演奏に匹敵する素晴らしい臨場感で楽しんでいただくというケースやディジタル機器で再生するケースなどを紹介します.
本テーマ展示では, という2項目について,ご紹介します.

展示紹介ムービー

生きている音をそのまま伝えよう
―MPEG-4 ALSによる音響信号のロスレス伝送―
2分38秒
テーマ展示資料(PDF)
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個別展示

生きている音だからできること - ライブ演奏音響ロスレス配信実験 -

どんな研究?

音響ロスレス符号化の国際標準技術MPEG-4 ALSを用いて,ライブ演奏会場の音データを原音のまま中継会場にリアルタイムで伝送する実験を行いました.ネットワークを通して,音の品質を重視したコンテンツを伝送することが可能です.

どこが凄い?

音響ロスレス符号化ALSは圧縮しても元通りの波形を復元できる方法です.高精細映像(ハイビジョン)の凄さにも負けないような,高品質な音を楽しむことができます.高サンプリングレート・高解像度・多チャンネルの音にも対応しています.

もたらされる変革

生演奏会場の音データ16チャンネル分をそのまま中継会場に送れるので,中継会場の環境にあわせた音のミキシングを行うことが可能になりました.中継会場でも高い臨場感でコンテンツを楽しむことができるようになります.

関連文献

  • 鎌本, 守谷, 原田, Csaba Kos, “ロスレス・オーディオ符号化MPEG-4 ALS の高性能化,” NTT 技術ジャーナル, Vol.20, No.2, pp.11?18, February 2008.
  • 原田, 守谷, 鎌本, “MPEG-4 ALS の性能・応用と関連する標準化活動,” NTT技術ジャーナル, Vol.20, No.2, pp.19?25, February 2008.

個別展示紹介ムービー

生きている音だからできること ―ライブ演奏音響ロスレス配信実験―
生きている音だからできること
―ライブ演奏音響ロスレス配信実験―
2分57秒
個別展示資料(PDF)
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生きている音を聞いてみよう - ALS準拠データのディジタル機器による再生 -

どんな研究?

国際標準技術の音響ロスレス符号化 (MPEG-4 ALS) に準拠したディジタルオーディオ機器の試作機を紹介します. 近い将来,皆様に使っていただけるように機器への実装を行っています.圧縮しても原音を復元できるので高品質の音を楽しめます.

どこが凄い?

音響ロスレス符号化ALSは圧縮しても元通りの波形を復元できる方法です.今後IPTVやインターネットラジオなどで使われる可能性があります.皆様が意識せずに,この技術を使う日が来るかもしれません.

もたらされる変革

圧縮しても劣化することが無いので,安心して音を伝えることができるようになります.また,そのままの音を未来へ伝えることができるようにもなります.携帯音楽プレーヤでも再生できるので,皆様に是非使っていただきたいです.

関連文献

  • N. Harada, T. Moriya, Y. Kamamoto, “An Implementation of MPEG-4 ALS Standard CompliantDecoder on ARM Core CPUs,” AES 121st Convention (Paper #7625), San Francisco, USA, October, 2008
  • T. Liebchen, T. Moriya, N. Harada, Y. Kamamoto, Y.A. Reznik, “The MPEG-4 Audio Lossless Coding (ALS) Standard -Technology and Applications,” AES 119th Convention, New York, USA, October, 2005.

個別展示紹介ムービー

生きている音を聞いてみよう ―ALS準拠データのディジタル機器による再生―
生きている音を聞いてみよう
―ALS準拠データのディジタル機器による再生―
4分31秒
個別展示資料(PDF)
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展示担当者