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ヒューマンサイエンス
呼吸と音楽の一期一会をめざして
~呼吸の位相と音楽的フレーズを同期させる再生システム~
概要
音楽を聴いているだけで無意識のうちに呼吸は変化し,わずかではありますが呼吸の位相によって音に対する生理的な応答は異なります.私たちはこのような人間の特性にヒントを得た全く新しい音の再生システムの研究を行っています.本研究では音楽にあらかじめ追従するべき呼吸情報と同期重要度を設定することで,音楽のフレーズを柔軟にユーザーの呼吸位相に一致させる再生法を提案し実装しました.単純な音階を使った実験データから提案する再生方法は心理的な影響が生じることが示唆されています.本展示では簡単なデモを通じての体験もできます.
ポスター
ポスターの画像をクリックすると,PDFファイルが開きます.
資料一覧
T. G. Sato, M. Ohsuga, T. Moriya, “Increase in the timing coincidence of a respiration event induced by listening repeatedly to the same music track,” Acoustical Science and Technology, Vol. 33, No. 4, pp. 255-261, 2012.
T.G. Sato, Y. Kamamoto, N. Harada, T. Moriya, “A playback system that synchronizes the musical phrases with listener’s respiration phases,” Conference on Human Factors in Computing Systems, 2013.
展示担当者
佐藤 尚
守谷特別研究室
白木 善史
守谷特別研究室
Gabriel Pablo Nava
守谷特別研究室
鎌本 優
守谷特別研究室