コミュニケーションと人間の科学~ヒトを知り,人に優しいICT社会へ~

まざる触感の科学

~皮膚感覚の情報統合メカニズム~

概要

何かに触れた時のタイミングや手触りの印象は、触り方によって変わります。例えば、2つの振動のうち「どちらが先に振動したか」を答える場合、右手だけで2つの振動に触れるよりも、右手と左手で1つずつ振動に触れたほうが、上手く答えられます。ところが、それら2つの振動が「同時か否か」を答える場合には、片手で2つの振動に触れたほうが上手く答えられます。脳は体中から皮膚変形情報や姿勢情報を受け取っています。何を答えるのかによって、異なる情報源を使って巧みに処理を行っているのです。展示では、刺激の時間や属性が変わってしまう錯覚を紹介し、その生成機序をご説明いたします。

当日の様子

ポスター


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会場図

展示担当者

黒木 忍
黒木 忍
人間情報研究部
渡邊 淳司
渡邊 淳司
人間情報研究部