PARTHENON (暫定版) ダウンロード

SolarisTM

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PARTHENONのSolaris用パッケージを用意しました.

1. ダウンロード

まず, インストール先のSolarisのバージョンとCPUに応じて (注意事項1), 以下の表からパッケージを一つ選択してダウンロード (注意事項6) してください.

PARTHENON
バージョン
CPU Solaris
バージョン
ダウンロードするファイル パッケージ
略称
ファイル・サイズ(バイト) ライセンス
有効期限
.gz ファイル 解凍ファイル
2.4.1 sparc
(注意事項5)
8 parthenon-2.4.1-sparc-SunOS-5.8.gz PARthenon 4225110 14617088 2002年
3月31日
まで
7 parthenon-2.4.1-sparc-SunOS-5.7.gz 4235317 14640640
2.6 parthenon-2.4.1-sparc-SunOS-5.6.gz 4262637 14880768
i386 8 parthenon-2.4.1-i386-SunOS-5.8.gz 4098109 14499328
7 parthenon-2.4.1-i386-SunOS-5.7.gz 4056631 14484480
2.6 parthenon-2.4.1-i386-SunOS-5.6.gz 4100706 14614016

次に, 以下の追加セルライブラリのうち, 必要なものがあればそれらもダウンロードしてください.

ファウンドリ セル セル・ライブラリ
バージョン
ダウンロードするファイル パッケージ
略称
ファイル・サイズ (バイト)
.gz ファイル 解凍ファイル
ALTERA altera 1.0.1 pcd-ALTERA-altera-1.0.1-SunOS-5.x.gz PCDaltera 10044 108544
GATEFIELD
(注意事項7)
GF100K 1.0 pcd-GATEFIELD-GF100K-1.0-SunOS-5.x.gz PCDgf100k 11763 101376
GF250F 1.0.1 pcd-GATEFIELD-GF250F-1.0.1-SunOS-5.x.gz PCDgf250f 12530 128512
NEC cmos9 1.0 pcd-NEC-cmos9-1.0-SunOS-5.x.gz PCDcmos9 68042 849920
XILINX lca 1.0 pcd-XILINX-lca-1.0-SunOS-5.x.gz PCDlca 9656 103936

以上により

parthenon-(PARTHENONバージョン)-(CPU)-SunOS-(SunOSバージョン).gz

というファイルが一つと,

pcd-(ファウンドリ)-(セル)-(セル・ライブラリ・バージョン)-SunOS-5.x.gz

というファイルが必要な数だけ用意できれば, ダウンロード作業は完了です.

2. インストール

以下の説明では,

の場合の例を使っていますので, それぞれを適切に読み替えてください.
また, 例では日本語版のSolarisでロケールを日本語に設定した場合のメッセージを示しています. これ以外の設定の場合にはメッセージの一部が外国語で表示される場合があります.

インストール作業に入る前に, まず注意事項6にしたがって, ダウンロードしたファイルが既に解凍されているかどうかを確認します.

# gunzip parthenon-2.4.1-sparc-SunOS-5.8.gz
# gunzip pcd-XILINX-lca-1.0-SunOS-5.x.gz
# gunzip pcd-NEC-cmos9-1.0-SunOS-5.x.gz

# mv parthenon-2.4.1-sparc-SunOS-5.8.gz parthenon-2.4.1-sparc-SunOS-5.8
# mv pcd-XILINX-lca-1.0-SunOS-5.x.gz pcd-XILINX-lca-1.0-SunOS-5.x
# mv pcd-NEC-cmos9-1.0-SunOS-5.x.gz pcd-NEC-cmos9-1.0-SunOS-5.x

こうして準備した全てのファイルは, Solaris SVR4 パッケージ・ファイル (datastream 形式) です. これらをインストールするには, 以下のように pkgadd(1M) を使います.

まずスーパーユーザになります (注意事項3).

# su -
password:
(root のパスワードを入力)

次に, 各々のパッケージ・ファイルに対して pkgadd(1M)  を実行します.

# /usr/sbin/pkgadd -d parthenon-2.4.1-sparc-SunOS-5.8
パッケージを利用できます:
1 PARthenon PARTHENON CAD system
(sparc) 2.4.1

パッケージ (複数可) を選択してください (すべてのパッケージを
処理するには 'all' を入力してください). (default: all) [?,??,q]: <-
単にリターンを入力します.

</tmp/parthenon-2.4.1-sparc-SunOS-5.8> 中のパッケージインスタンス <PARthenon> を処理中です.

PARTHENON CAD System
(sparc) 2.4.1
http://www.kecl.ntt.co.jp/parthenon/
</usr/local> をパッケージのベースディレクトリとして使用します.
## パッケージ情報を処理中です.
## システム情報を処理中です.
2 個のパッケージパス名がすでに正しくインストールされています.
## ディスク領域の要件を確認中です.
## すでにインストール済みのパッケージとの重複を確認中です.
## setuid/setgid を行うプログラムを検査中です.

PARTHENON CAD System を <PARthenon> としてインストール中です.

## 1/1 部分をインストールしています.
/usr/local/parthenon/cell_lib.dir/DEMO/demo/cell.dir/an1_i2.pcd
...
/usr/local/parthenon/sfl_lib.src/sfl/zero32.sfl
/usr/local/parthenon/sfl_lib.src/sfl/zero8.sfl
[ クラス <none> を検査しています ]

<PARthenon> のインストールに成功しました.
# /usr/sbin/pkgadd -d pcd-XILINX-lca-1.0-SunOS-5.x
...
<PCDlca> のインストールに成功しました.
# /usr/sbin/pkgadd -d pcd-NEC-cmos9-1.0-SunOS-5.x
...
<PCDcmos9> のインストールに成功しました.

pkgadd(1M) が正常に実行されればインストールは完了です. 以下のように, パッケージ略称を引数として pkginfo(1) を実行すると, パッケージがインストールされていることを確認できます.

# /usr/bin/pkginfo PARthenon
cad PARthenon PARTHENON CAD system
# /usr/bin/pkginfo PCDlca
cad PCDlca XILINX/lca technology library for PARTHENON
# /usr/bin/pkginfo PCDcmos9
cad PCDcmos9 NEC/cmos9 technology library for PARTHENON

インストールが完了した後は, パッケージ・ファイルは不要ですので全て削除してかまいません.

3. PARTHENONを使用するための設定

PARTHENONを構成する全てのファイルは,

/usr/local/parthenon

というディレクトリの下にインストールされています. PARTHENONを使用するには, 次のように実行ファイルの検索パスを追加設定してください.

(Borne shell 系のシェルの場合)
# PATH=/usr/local/parthenon/com; export PATH
(C shell 系のシェルの場合)
% set path = (/usr/local/parthenon/com $path); rehash

なお, 従来のバージョンのように 環境変数 PARTHENON を設定する必要はありません (注意事項2) が, 御都合により設定しなければならない場合には以下のように設定してください.

(Borne shell 系のシェルの場合)
# PARTHENON=/usr/local/parthenon; export PARTHENON
(C shell 系のシェルの場合)
% setenv PARTHENON /usr/local/parthenon

以上で PARTHENON を使用するために必要な設定作業は終了です.

4. パスワード・ファイルの更新 (ライセンス期限切れ時)

1でダウンロードしたファイルには, 表に記載してある有効期限を持つライセンスが同梱されています. したがって2でインストールしたPARTHENONはこの有効期限までお使いいただけます. この期限を超過したときには, 以下のようにしてパスワード・ファイルを更新してください.

まず, 新しいパスワード・ファイル parthe.non を用意します.

次にスーパーユーザになって, ダウンロードしたファイルを /usr/local/parthenon/com/parthe.non としてコピーします (注意事項2). たとえば以下のようにします.

# su -
Password: (root のパスワードを入力)
# /usr/sbin/install -m 644 parthe.non /usr/local/parthenon/com/parthe.non

以上でパスワード・ファイルの更新作業は完了です.

5. アンインストール (消去)

インストールされた PARTHENON をシステムから消去するには, インストールしたパッケージを全て消去します. パッケージを消去するには, スーパーユーザになってからパッケージ略称を引数として pkgrm(1M) を実行します.

# su -
Password:
(root のパスワードを入力)
# /usr/sbin/pkgrm -n PARthenon
# /usr/sbin/pkgrm -n PCDlca
# /usr/sbin/pkgrm -n PCDcmos9

以上で PARTHENON のアンインストール作業は完了です.

6. 注意事項

注意事項1. Solarisのバージョンについて

Solaris システムのSunOSバージョンは, 次のように uname(1) を使って知ることができます.

# /usr/bin/uname -r
5.8

このコマンドの表示結果が 5.6 よりも古い Solaris システムをお使いの場合には, SunOS 5.6 用のパッケージをお試しください. ただし 5.6 より古いシステムには原則として対応できませんので, あしからずご了承下さい.

注意事項2. インストール・ディレクトリの変更について

デフォルトのインストール・ディレクトリ (/usr/local/parthenon)以外のディレクトリにインストールしなければならない場合は, 以下のような手順により, /usr/local の部分を自由に変更することができます. 例として, /somewhere/parthenon にインストールする場合の 手順を示します.

まず, pkgadd(1M)のデフォルトの動作を指定している管理ファイル (詳細については admin(4) のマニュアルページを参照してください) を, 適当な場所 (たとえば /tmp) に適当な名前 (たとえば admin) でコピーします.

# cp /var/sadm/install/admin/default /tmp/admin

コピーした管理ファイルの中には, 「basedir=default」という一行があるはずですので, この行を「basedir=インストール・ディレクトリ」に変更してください.

# (/tmp/admin をエディタで編集し, basedir=default の行を basedir=/somewhere に書き換える)

あとは, 上記のインストール手順を実行する際に, pkgadd(1M) の -a オプションにコピーした管理ファイルの名前を与えれば インストール・ディレクトリを変更することができます.

...
# /usr/sbin/pkgadd -a /tmp/admin -d parthenon-2.4.1-sparc-SunOS-5.8
# /usr/sbin/pkgadd -a /tmp/admin -d pcd-XILINX-lca-1.0-SunOS-5.x

# /usr/sbin/pkgadd -a /tmp/admin -d pcd-NEC-cmos9-1.0-SunOS-5.x
...

インストール終了後は, コピーした管理ファイルは不要になりますので削除してかまいません.

このようにインストールする場合, 以下の点に注意する必要があります.

なお, インストール時に指定した -p オプションの引数 (例では /somewhere) は, 次のように pkginfo(1) を使って調べることができます.

# /usr/bin/pkginfo -r PARthenon
/somewhere
<-この値です

あるいは, PARTHENON を使用するための設定ができていれば, 次のようにして調べることもできます.

# parthenon_which -p
/somewhere

注意事項3. スーパーユーザ権限を持っていないシステムへのインストールについて

スーパーユーザ権限をもっていないユーザのインストールには, 今のところ対応していません.

注意事項4. GNU zip ソフトウェアがインストールされていない場合について

SunOS 5.7 以前の Solaris システムでは, GNU zip ソフトウェア (gzip, gunzip など) が標準でインストールされていません. ダウンロード・ファイルを解凍するためには gunzip が必要ですので, 以下のような方法で対処してください.

  1. GNU zip ソフトウェアがインストールされている計算機があれば, その計算機で解凍を行う.
  2. http://sunsite.sut.ac.jp/sun/solbin/ などから GNU zip ソフトウェアのバイナリ・パッケージを入手し, インストールする.
  3. http://sunsite.sut.ac.jp/pub/archives/gnu/gzip/ などから GNU zip ソフトウェアのソースを入手し, インストールする.

注意事項5. sparc バイナリについて

sparc アーキテクチャ用のパッケージは 全て32ビット sparc 命令セットアーキテクチャでコンパイルしてあります. 64ビット sparcv9 命令セットアーキテクチャのサポートは未定です.

注意事項6. gzip 圧縮ファイルのダウンロードについて

お使いのブラウザの設定によっては, 拡張子 .gz を持つ gzip 圧縮ファイルへのハイパーリンクをクリックした場合に, 自動的に解凍してブラウザ上に表示する場合があります. このような場合は, 単純にクリックするのではなくファイルとして保存する操作を行ってください. 具体的な操作についてはお使いのブラウザのマニュアルをご覧ください.
また, このようにしてファイルとして保存する操作を行った場合でも, ブラウザの設定やプラットフォームの環境によっては, ダウンロード後にブラウザがファイルを解凍してしまっている場合があります. したがって, 1のダウンロード表のファイル・サイズの項目や, file(1) コマンドなどを使って, ダウンロードしたファイルが既に解凍されているかどうかを確認してください.

注意事項7. GATEFIELD ファウンドリのセルライブラリについて

GF100K, GF250F ともに, p_reset 端子が負極性 (アクティブ・ロー) であることを前提としています.


∞ >おわりに

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