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略 歴 | ||
1982.3 | 大阪大学 工学部通信工学科卒業 |
1984.3 | 大阪大学大学院 通信工学専攻修士課程修了 |
1984.4 | 日本電信電話公社(現NTT)横須賀電気通信研究所入所 |
1991.2 | NTTヒューマンインタフェース研究所, 主任研究員 |
1991.7 | コミュニケーション科学研究所 主任研究員 |
1992.1 | 博士(工学), 大阪大学 |
1993-1994 | 米国Purdue大学 客員研究員 |
1997.4 | コミュニケーション科学研究所 主幹研究員 |
1997.10 |
カナダ トロント大学(Geoffrey
Hinton教授)招聘研究員 |
1997.4 | コミュニケーション科学研究所 特別研究員 |
1999.4 |
英国 ロンドン大学(Geoffrey Hinton教授)招聘研究員 |
1999.4-2004.7 | 奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科 客員助教授 |
2000.8 |
英国 ロンドン大学(Geoffrey Hinton教授)招聘研究員 |
2000-2003.3 | コミュニケーション科学基礎研究所 創発学習研究グループリーダ 主幹研究員 (特別研究員) |
2003.4-2006.3 | コミュニケーション科学基礎研究所 知能情報研究部長 |
2003.7-2012.9 | 理化学研究所, 客員研究員 |
2004.7-2013.3 | 奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科 客員教授 |
2006.4-2008.3 | コミュニケーション科学基礎研究所 協創情報研究部長 |
2008.7-2010.3 | コミュニケーション科学基礎研究所 副所長, 企画担当主席研究員 |
2010.4-2013.3 | コミュニケーション科学基礎研究所 所長 |
2010.4-2018.3 | 国立情報学研究所 客員教授 |
2010.4-2024.3 | 京都大学大学院情報学研究科システム科学専攻 連携教授 |
2013.4-2016.3 | コミュニケーション科学基礎研究所 機械学習・データ科学センタ代表 (上席特別研究員) |
2016.4-2023.3 |
コミュニケーション科学基礎研究所
上田特別研究室長(NTTフェロー) |
2016.4- |
名古屋大学大学院情報学研究科 非常勤講師 |
2016.9- | 理化学研究所 革新知能統合研究センター 副センター長 |
2017.10-2022.10 | 神戸大学 データサイエンス入門A 非常勤講師 |
2018.4-2022.3 | 神戸大学大学院システム情報学研究科 情報科学専攻
知能統合講座客員教授 |
2019.4- | 日本科学技術振興機構(JST) CREST研究総括 |
2020.4-2023.3 | 明治大学 総合数理学部 特別招聘教授 |
2023.4- | コミュニケーション科学基礎研究所 リサーチプロフェッサー(NTT客員フェロー) |
研 究 歴 |
(1)機械学習要素技術研究:
音声や画像などのメディアの歪み耐性圧縮に使用される重要な手法であるベクトル量子化によって得られるソリューションの品質
の改善に取
り組み,最適ベクトル量子化器の設計原理を考案し,この設計原理を近似的に実現するオンライン学習アルゴリズムを考案.本研究は,最適量子化器設計という
未解決問題解決への貢献として,1997年に電気通信普及財団賞(テレコムシステム技術賞)を受
賞.現在のオンラインクラスタリングの先駆的な研究となっている.
また,統計的学習における最尤推定の局所最適性の問題解決のために,統計力学の概念を適用したDAEM(決
定的アニーリング期待値最大化)と呼ばれるアルゴリズムを考案.さらに,混合モデルを対象としたSMEMア
ルゴリズムも考案した.両手法は,広範囲にわたるパラメーター推定の解品質の向上に大きく貢献し,著名な海外の数理統計学の教科書にも掲載されるなど国際
的にも評価されている.
その後,大規模な統計モデルの近似計算方法として,変分ベイズ推定などの高度な統計的機械学習に関する研究に従事し,音声認識の研究者と協力し,隠れマ
ルコフモデルを使用した世界初のモデル構造自動学習法を開発した,また,無限次元のデータ分割を可能にするノンパラメトリックベイズ理論に基づく関係デー
タ分析アルゴリズムを開発した.また,時空間点過程など時空間統計データ分析の研究にも従事.
ノンパラメトリックベイズ理論やリレーショナルデータ分析への応用など,当該分野で重要な技術的貢献を果たす.
内閣府のFIRSTプログラム(代表:喜連川優
東大教授)のサブテーマリーダーとして,加速度センサーデータから実際の看護活動を認識する自動技術,および本手法を用いて約900万の実看護師行動を分析するという当該分野で世界初のビッグデータ分析を実施.また,NTT機械学習データサイエンスセンター(NTT MLC)
の代表として「時空間多次元集団データ分析研究」を立ち上げ,非定常データに適用可能な時空間予測手法とリアルタイム,先行的,集団最適誘導技術の研究開
発を指揮.これら一連の,複雑かつ多様なデータ分析のための機械学習技術研究に対し,2016年に
電子情報通信学会 業績賞,2018年に文部科学大臣表彰(研究部門)など多数受賞している.
理研AIPでは,目標指向技術研究グループのディレクターとして,機械学習によるサイエンス研究
の加速と,防災減災,福祉,インフラ保守などの日本の社会課題解決に関する研究を指揮している.これまでの主な研究成果は以下の通り:
従来のパターン分類では,単一のパターンは一意のクラスに起因すると想定されているため,1つ
のドキュメントがWebで見つかったテキストデータのような複数のクラスで構成される場合,従来の
パターン分類手法は適用できない.この多重分類の問題に対処すべく,世界初の多重トピックテキストモデル(PMM:Parametric Mixture Model)を考案し,数万の実際のWebページの多重トピック分類を実現した.本手法は,NTTグ
ループポータルサイト(Goo)のニュース記事分類サービスのトピック分類エンジンとして実用化さ
れた.
内閣府の最先端研究開発支援プログラム(喜連川FIRST)において,4つの加速度センサーからの41種類の実看護行動の自
動行動認識手法を考案し,従来技術では達成し得なかった精度の認識率を達成し,さらに医学研究者と協力して,本手法を用いて,済生会熊本病院の心臓病棟の
看護師による約900万件の実看護行動を分析し,看護師の看護行動介入による患者の状態の重症度な
どの分析を実施するなど,当該分野における世界初のビッグデータ解析を実現した.
また,NTT機械学習データ科学センター代表として,時空間多次元集合データ解析研究を立ち上
げ,人流データのような非定常な時空間データに対する時空間予測技術,さらには,学習型マルチエージェントシミュレーターに基づくリアルタイムでプロアク
ティブな集団最適誘導技術の研究開発を指揮した.本成果は,NTTの運営会社を通して実用化され
た.また,時空間多次元集合データ解析の一連の研究に対し,アジア太平洋信号処理学会(APISPA)か
らIndustrial Distinguished Leader
Awardを受賞した.
理研AIPでは,防災科学チームのチームリーダーを兼務し,自然災害と地震学の分野において,数
理モデルとシミュレーション,および,機械学習に基づく地震被害推定,地震発生予測などの研究を指揮している.東大地震研との共同研究成果である,HPCと機械学習による地震動被害推定研究については,深層学習をHPCの
サロゲートモデルとすることで,数千倍の計算高速化に成功し,SC2017においてベストポスター
賞を受賞している.また,様々な地形データから機械学習技術を援用した地滑りハザードマップ自動生成技術を開発し,イランのある地方のデータに適用し,そ
の有用性を実証した.これについても国際WSでBest
Paper Awardを受賞した.
外部表彰 |
電子情報通信学会 功績賞 | 2023年6月8日 |
Best Paper Award, The International Conference on High Performance Computing in Asia-Pacific Region (HPC Asia
2022) |
2022年1月14日 |
Best Paper Award Honorable Mention, Eighth Workshop on Accelerator Programming Using Directives (WACCPD21) |
2021年11月14日 |
Best
Paper Award, Advanced Geospatial Applications for Smart Cities and
Regions, International Society for Photogrammetry and Remote Sensing |
2019年6月 |
電子情報通信学会 通信ソサイエ ティマガジン論文賞 | 2019年5月 |
Dicomo2018シンポジウム 優秀論文賞 |
2018年9月4日 |
文部科学大臣表彰(科
学技術分野) 科学技術賞 研究部門 |
2018年4月10日 |
APSIPA
Industrial Distinguished Leader Award |
2018年1月 |
Best
Poster Award, SC2017, The International Conference for High Performance
Computing, Networking, Storage and Analysis (Supercomputing) |
2017年11月16日 |
電子情報通信学会 業績賞 |
2016年6月2日 |
情報処理学会UBI研究会 優秀論文賞 |
2015年3月7日 |
Dicomo2014 シンポジウム 優秀論文賞 | 2014年 9月 4日 |
2010SIGKDD Best Research Paper Award Honorable Mention | 2010年 7月26日 |
ICONIP2009 Best Paper Award |
2009年 12月4日 |
電 子情報通信学会 フェロー | 2009年11月26日 |
情報処理学 会論文賞 | 2009年 3月24日 |
FIT 船井ベストペーパー賞 | 2007年 9月 6日 |
電 気通信普及財団賞(テレコムシステム技術賞) | 2006年 3月20日 |
情 報処理学会 山下記念研究賞 | 2005年 7月27日 |
FIT論 文賞 | 2005年 9月 8日 |
人工知能学会 研究会優秀賞 | 2005年 6月16日 |
電子情報通信学会 活動功労賞 | 2004年 9月 9日 |
FIT船井ベストペーパー賞 | 2004年 9月 8日 |
電子情報通信学会論文賞 | 2004年 5月29日 |
日本神経回路学会研究賞 | 2003年 9月 9日 |
電子情報通信学会論文賞 | 2000年 5月20日 |
電気通信普及財団賞(テレコムシステム技術賞) | 1997年 3月26日 |
日本神経回路学会研究奨励賞 | 1993年 7月22日 |
社内表彰 |
コミュニケーション科学基礎研究所 研究開発賞 「NTT音声認識技術の高度化及び差異化への貢献」 | 2005年 4月28日 |
先端総合研究所 所長表彰 研究開発賞 「多重分類を可能とするパラメトリック混合モデルの考案」 | 2003年12月17日 |
コミュニケーション科学基礎研究所 研究開発賞 「多重分類を可能とするパラメトリック混合モデルの考案」 | 2003年 5月 7日 |
コミュニケーション科学研究所 研究賞 「混合モデルのための大域最良パラメータ推定法の研究」 | 1998年12月28日 |
コミュニケーション科学研究所 研究賞 「確定的アニーリングEMアルゴリズムの考案」 | 1995年12月19日 |
コミュニケーション科学研究所 業績賞 「最適ベクトル量子化の研究」 | 1994年12月28日 |
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Naonori UEDA