オープンハウス×未来想論2008
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What's New
2008/6/18
ライブ配信でお送りした「所長講演」及び「未来想論」の映像を、ビデオアーカイブとして公開致しました。

2008/5/29
各テーマ展示ページを更新致しました。より一層充実した内容で、展示情報をお知らせしています。

2008/5/21
アクセスにバス時刻表を追加致しました。

各テーマ展示ページに展示紹介ムービーを追加致しました。
2008/5/19
ストリーミングLive配信のお知らせを公開致しました。
2008/4/14
ごあいさつプログラムどんな展示があるの?会場案内を公開致しました。

2008/3/17
オープンハウス×未来想論2008のホームページを開設致しました。

プログラム一覧 どんな展示があるの?
環境知能 -場を魅せるコミュニケーション環境の未来-
展示会場地図
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概要
21世紀の技術開発において留意すべきは、今や人も技術も単独ではあり得ず、自然も含んだ環境の中で、働きかけ合い、変化していく複雑な相互関係にあるということです。環境的視野で考える技術開発、それがCS研が提唱した環境知能の基本的な視点です。今年は新たに「環境知能三原則」を提唱し、研究の軸となる方向性を打ち出しました。CS研では、環境知能のコンセプトのもと、未来のコミュニケーション環境の研究として、t-Rooms-roomM-room(まっしゅるーむ)の各プロジェクトにより、可視化、課題の発見、可能性の探求を進めています。展示では、デモと合わせてこれらを支える最新の技術を紹介いたします。

時空間同室感環境(t-Room)

未来の電話t-Roomは、協調作業に有効な「同室感」という臨場感に代わる新し い感覚をユーザに提供するビデオコミュニケーションシステムです。従来のビ デオ会議システムは、高画質、高音質による臨場感を目指し、会議を主たる用 途としていますが、t-Roomはその上で自由にサービスやアプリを組み上げ、ユー ザがコンテンツを創作・共有できるようなプラットフォームとなることを目指 しています。様々な楽しいデモを用意して皆様をお待ち申し上げております。

詳しくはこちらをご覧下さい http://www.mirainodenwa.com

会話の時空間足跡(M-room + t-Room)

今年は、環境に即して適切に人間に働きかけることで人間と環境を仲介する M-roomと、時間と空間の場を越えて人間と人間をつなげる未来の電話t-Room が融合した姿の一端をお見せします。 人間の言葉(ことば)が、その瞬間(とき)の映像とともに、その場(in-situ)で織り込まれ、それがキー(足跡)となって人間の記憶にさりげなく働きかける、そんな体験ができることでしょう。

会話の時空間足跡(M-room + t-Room)  詳しくはこちらをご覧下さい。

実世界セマンティクス環境(s-room)

Web上のコンテンツ化はもちろんのこと,情報化すらされていない様々な「モノ」と「デキゴト」がこの実世界には存在します.これら「情報化以前の存在」である多種多様なモノとデキゴトに対して,加速度センサや照度センサなどのセンサとセンサネットワークを用いて加速度の情報・照度の情報などと情報化する.さらには,得た情報からその情報の源であるモノとデキゴトを言語であるいは動画で表現し,情報を取得したときの時間情報も使って誰でもが利用できるように実世界をコンテンツ化する.それがs-roomのコンセプトです.
詳しくは http://www.kecl.ntt.co.jp/csl/sirg/s-room/index/index.html をご覧ください.
また,s-roomのプロモーションビデオが
http://www.kecl.ntt.co.jp/csl/sirg/s-room/index/index5.html にあります.
ご覧になっていただければ幸いです.

s-roomに関する文献

全体的な説明

  • Okadome, T., Y. Kishino, T. Maekawa, K. Kamei, Y. Yanagisawa,Y. Sakurai (2007). Real-time creation of web content about physical objects and events using sensor network. Ubiquitous Computing and Communication Journal, Special Issue on Ubiquitous Sensor Networks.

要素技術の説明

  • 前川卓也・服部正嗣・柳沢 豊・岡留 剛 (2006). ユビキタス環境におけるコンテクストアウェアのためのモノの 表現.日本データベース学会Letters, 5,2, 45-48.
  • 前川卓也, 柳沢 豊, 岡留 剛 (2008). Tag and Think: モノに添付したセンサノードのためのモノ自身の推定. 情報処理学会論文誌. 49, 6,
  • Yanagisawa, Y., T. Maekawa, and T. Okadome (2008). Estimation of Relative Position between Real Objects using Sensor Nodes. International Conference on Pervasive Services (ICPS2008), accepted as short paper, Sorrento, Italy, 6-10, July, 2008

アプリケーション

  • 岡留 剛, 前川卓也, 服部正嗣, 柳沢 豊 (2007). センサネットワーク環境における実世界イベント検索システム. 情報処理学会論文誌. 48, 7, 2351-2361.
  • Maekawa, T., Y. Yanagisawa, and T. Okadome (2007). Weblog to which daily objects post entries in sensor networked environment. UbiComp 2007 Adjunct Proceedings - The demonstration session of the 9th International Conference on Ubiquitous Computing (ubicomp2007), 76-79.
  • Maekawa, T., Y. Yanagisawa, Y. Sakurai, Y. Kishino, K. Kamei, and T. Okadome (2008). Web search for daily living. The 31st Annual International ACM SIGIR Conference (SIGIR2008), accepted as poster paper, Singapore, 20-24, July, 2008
ご興味のある方は参照していただければ幸いです.
外村 佳伸
外村 佳伸

NTT コミュニケーション科学基礎研究所 所長