人は自分が全く気づかなかった情報から，無意識に影響を受けることがあります．これはサブリミナル効果とよばれます．サブリミナル効果は消費者の心理を操作しようとして使用され社会問題になった経緯がありますが，その一方で心理学の研究対象として古くから関心がもたれ多くの知見が蓄積されています．本研究展示では，サブリミナル効果を調べる実験手法をはじめ，新たに発見された瞳孔の大きさとサブリミナル効果の関係についてご紹介します．本研究の応用によって，人の瞳孔径の計測からサブリミナル効果が将来どのように現れるかを予測できる可能性があります．