聞きとりの得意な人、不得意な人は何が違う?
~聴覚基礎特性の個人差の元を探る~
概要
私たちは、これまでに「聞こえ」に関わる基本的能力の個人差が、どの程度あるのか?また、どの情報処理メカニズムの違いによるものなのか?を調べてきました。その結果、医学的に難聴とは診断されない人の間にも、聴覚の基礎能力に個人差があること、また、その個人差が、従来信じられていたよりも初期(低次)レベルのメカニズムの違いによって、ある程度説明できることを明らかにしました。この研究成果は、日常生活で聞こえの困難を訴える方々の原因特定、診断や治療といった医療分野への波及効果が期待されます。さらに、補聴器の性能向上ばかりでなく、聞きとりやすい音の設計、言語や音楽の聞き取り能力の訓練方法の開発につながります。
当日の様子
ポスター

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会場図
展示担当者