コミュニケーションと人間の科学

自分の手はどれ?

~身体感覚の錯覚に誘発される身体反応~

概要

私たちは、当たり前のように自分の体を「自分のもの」と捉えていますし、外的物体は「自分ではないもの」と認識します。しかしながら、これらの判断も脳内での計算処理の結果なので、計算が狂うとその「当たり前」も崩れてしまいます。ラバーバンド・イリュージョンと呼ばれる錯覚では、目の前に置かれたゴムの手を自分の手のように感じてしまいます。さらにこのときに、主観的に「そう感じる」だけでなく、身体も「ゴム手の方が自分の身体」であるかのような反応を示します。本展示では、この自分の手がどれか分からなくなってしまう錯覚を体験していただき、「自分の体」という感覚が脳内でどのように創りだされるのかご説明いたします。

当日の様子

ポスター


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展示担当者


浅井 智久
浅井 智久
人間情報研究部

今泉 修
今泉 修
人間情報研究部

北川 智利
北川 智利
人間情報研究部