人と社会と地球の未来を読み解き、誰もが輝ける世界をデザインする
多様な知と技術で過去・現在・未来をつなぐコミュニケーション科学
NTT コミュニケーション科学基礎研究所
所長
納谷 太
所長 納谷 太
NTTコミュニケーション科学基礎研究所(CS研)では、設立以来、人と人および、人とコンピュータとの間の「こころまで伝わるコミュニケーション」の実現に向けて、人間と情報の本質に迫る基礎理論の構築と社会に変革をもたらす革新技術の創出に取り組んでいます。本講演では、CS研がこれまで培ってきた「人を深く理解する」人間科学や脳科学を中心とした研究および、「人の能力に迫り凌駕する」メディア処理や機械学習に関する研究などについて、「人と社会と地球を読み解く」という切り口から、最近の取り組みの一部をご紹介します。
関連文献
[1] 柏野牧夫, 米家惇, H. Liao, 古川茂人, “身体から潜在的な心を解読するマインドリーディング技術,” NTT 技術ジャーナル , 2014.9.
[2] “Withコロナ時代の個人と社会の在り方を捉える性格特性尺度を京大・NTTの文理融合型共創により創出~東洋的自己の哲学「われわれとしての自己観」を社会へつなぐためのICT化に向けた尺度の開発とコロナ禍での「わたし」と「われわれ」の関係性の探究~”
https://group.ntt/jp/newsrelease/2020/10/13/201013a.html
[3] 納谷太, “変化する現在(いま)に適応し、持続する未来(あす)を切り拓くコミュニケーション科学─人・社会・環境との調和と共生をもたらす技術の創出,” NTT 技術ジャーナル , 2022.8.
所長 納谷 太
1992年慶応義塾大学理工学部電気工学科卒、 1994年同大学院理工学研究科計算機科学専攻修士課程 修了。同年、日本電信電話株式会社入社。2003年より2009年までATRメディア情報科学研究所、同知識科学研究所出向。コミュニケーションロボット、センサネットワークによる実世界センシング、人流の時空間予測・最適誘導技術、テーラーメイド学習支援技術等の研究に従事。博士(工学)。2022年4月より現職。