物体の位置や種々の形状を抽出する静止画像処理エージェント群と、局所的な特徴領域を高速に追跡するトラッキングエージェント群を協調させることにより、よりロバストな特徴追跡手法を開発しました [3]。本手法では、追跡すべき特徴を抽出する静止画処理エージェント群や、抽出した特徴領域を高速に追跡するトラッキングエージェント群が、画像の見え方に応じて動的に生成・消滅します。これらのエージェント群がお互に情報を補完することにより、従来の局所相関法のみでは困難であった画像の回転や拡大についても、非常にロバストに追跡することが可能となりました(図 1)。 |
![]() 図 1: マルチエージェントに基づく特徴追跡 |