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PARTHENONのFreeBSD用パッケージを用意しました.
まず, インストール先のFreeBSDのバージョンに応じて (注意事項1), 以下の表からパッケージを一つ選択してダウンロードしてください.
PARTHENON バージョン |
CPU | FreeBSD バージョン |
ダウンロードするファイル | パッケージ 名称 |
ファイル・サイズ (バイト) |
ライセンス 有効期限 |
2.4.1 | i386 | 4.4-RELEASE | parthenon-2.4.1-i386-FreeBSD-4.4-RELEASE.tgz | parthenon-2.4.1 | 3979183 | 2002年 3月31日 まで |
3.5.1-RELEASE | parthenon-2.4.1-i386-FreeBSD-3.5.1-RELEASE.tgz | 3936489 | ||||
2.2.8-RELEASE | parthenon-2.4.1-i386-FreeBSD-2.2.8-RELEASE.tgz | 4021428 |
次に, 以下の追加セルライブラリのうち, 必要なものがあればそれらもダウンロードしてください.
ファウンドリ | セル | セル・ライブラリ バージョン |
ダウンロードするファイル | パッケージ 名称 |
ファイル・サイズ (バイト) |
ALTERA | altera |
1.0.1 | pcd-ALTERA-altera-1.0.1-FreeBSD.tgz | pcd-ALTERA-altera-1.0.1 | 12975 |
GATEFIELD (注意事項5) |
GF100K | 1.0 | pcd-GATEFIELD-GF100K-1.0-FreeBSD.tgz | pcd-GATEFIELD-GF100K-1.0 | 14478 |
GF250F | 1.0.1 | pcd-GATEFIELD-GF250F-1.0.1-FreeBSD.tgz | pcd-GATEFIELD-GF250F-1.0.1 | 15751 | |
NEC | cmos9 | 1.0 | pcd-NEC-cmos9-1.0-FreeBSD.tgz | pcd-NEC-cmos9-1.0 | 73597 |
XILINX | lca | 1.0 | pcd-XILINX-lca-1.0-FreeBSD.tgz | pcd-XILINX-lca-1.0 | 12551 |
以上により
parthenon-(PARTHENONバージョン)-(CPU)-FreeBSD-(FreeBSD バージョン).tgz
というファイルが一つと,
pcd-(ファウンドリ)-(セル)-(セル・ライブラリ・バージョン)-FreeBSD.tgz
というファイルが必要な数だけ用意できれば, ダウンロードは完了です.
以下の説明では
の場合を例として使っていますので, それぞれを適切に読み替えてください.
1でダウンロードしたファイルは, 全て FreeBSD パッケージ形式のファイルです. したがって単純に展開するだけではインストールできません. 以下のインストール手順例のように, 必ず pkg_add(1) を使ってインストールしてください.
まず, スーパーユーザになります(注意事項4).
# su -
Password: (root のパスワードを入力)
次に, ダウンロードしたファイルの名前を引数として, pkg_add(1) を実行します(注意事項3).
# pkg_add parthenon-2.4.1-i386-FreeBSD-4.4-RELEASE.tgz
追加セル・ライブラリをダウンロードしているなら, それらも同様にインストールします.
# pkg_add pcd-XILINX-lca-1.0-FreeBSD.tgz
# pkg_add pcd-NEC-cmos9-1.0-FreeBSD.tgz
pkg_add(1) が正常に実行されればインストールは終了です. 以下のように, パッケージ名称を引数として pkg_info(1) を実行すると, パッケージがインストールされていることを確認できます.
# pkg_info parthenon-2.4.1
Information for parthenon-2.4.1:
Comment:
Parallel Architecture Refiner Theorized by NTT Original Concept
Description:
PARTHENON is a high-level logic synthesis toolset which is named after
the abbreviations of "{P}arallel {A}rchitecture {R}efiner {THE}orized
(長いので省略します)
以上で PARTHENON のインストール作業は完了です. インストール完了後は, ダウンロードしたファイルは不要になりますので削除してかまいません.
PARTHENON を構成する全てのファイルは,
/usr/local/parthenon
というディレクトリの下にインストールされています. PARTHENON を使用するには, 次のように実行ファイルの検索パスを追加設定する必要があります (注意事項3).
(Borne shell 系のシェルの場合)
# PATH=/usr/local/parthenon/com:${PATH}; export PATH
(C shell 系のシェルの場合)
% set path = (/usr/local/parthenon/com $path); rehash
なお, 従来のバージョンのように環境変数 PARTHENON を設定する必要はありません (注意事項3). しかし, なんらかの理由により設定しなければならない場合には, 必ず以下のようにして正しい値を設定してください.
(Borne shell 系のシェルの場合)
# PARTHENON=/usr/local/parthenon; export PARTHENON
(C shell 系のシェルの場合)
% setenv PARTHENON /usr/local/parthenon
以上で PARTHENON を使用するために必要な設定作業は完了です (注意事項2).
1でダウンロードしたファイルには, 表に記載してある有効期限を持つライセンスが同梱されています. したがって2でインストールしたPARTHENONは, この有効期限までお使いいただけます. この期限を超過したときには, 以下のようにしてパスワード・ファイルを更新してください.
まず, 新しいパスワード・ファイル parthe.non を用意します.
次にスーパーユーザになって, ダウンロードしたファイルを /usr/local/parthenon/com/parthe.non としてコピーします (注意事項3). たとえば以下のようにします.
# su -
Password: (root のパスワードを入力)
# /usr/bin/install -m 644 parthe.non /usr/local/parthenon/com/parthe.non
以上でパスワード・ファイルの更新作業は完了です.
インストールされたPARTHENONをシステムから消去するには, インストールしたパッケージを全て消去します. パッケージを消去するには, スーパーユーザになってから次のように pkg_delete(1) を使います.
# su -
Password: (root のパスワードを入力)
# pkg_delete parthenon-2.4.1
# pkg_delete pcd-XILINX-lca-1.0
# pkg_delete pcd-NEC-cmos9-1.0
通常の場合, この時点で /usr/local/parthenon というディレクトリが削除されているはずです. ただし以下のような理由により, このディレクトリが削除されずに残っている場合があります.
この場合, 編集あるいは追加したファイルが削除されずに残っていますので, それらを保存するなり削除するなりしてください.
以上で PARTHENON のアンインストール作業は完了です.
FreeBSDのバージョンは, 次のように uname(1) を使って知ることができます.
# /usr/bin/uname -r
4.4-RELEASE
このコマンドの表示結果に対応するパッケージが, 上記のダウンロード・ファイルの表にない場合には, なるべく近いバージョンのパッケージを上の表から選んでお試しください. お試しいただいたPARTHENONが正常に動作しなかった場合は, こちらまで電子メールでお知らせいただければ幸いです. ただしお知らせいただいたとしても, お使いのバージョンに対応したPARTHENON を用意できるかどうかは保証できませんので, あしからずご了承ください.
リソース制限値 datasize のデフォルト設定が小さくなっている場合, sflexp などがメモリ確保の失敗により実行できなくなることがあります. このような場合には, 次のようにして制限値を緩和してください.
(Borne shell 系のシェルの場合)
# ulimit -d unlimited
(C shell 系のシェルの場合)
% unlimit datasize
デフォルトのインストール・ディレクトリ (/usr/local/parthenon) 以外のディレクトリにインストールしなければならない場合は, pkg_add(1) を実行するときに -p オプションを使うことにより, /usr/local の部分を自由に変更することができます. 例として, /somewhere/parthenon にインストールする場合の pkg_add(1) の実行方法を示します.
# pkg_add -p /somewhere parthenon-2.4.1-i386-FreeBSD-4.4-RELEASE.tgz
# pkg_add -p /somewhere pcd-XILINX-lca-1.0-FreeBSD.tgz
# pkg_add -p /somewhere pcd-NEC-cmos9-1.0-FreeBSD.tgz
ただし, このようにインストールする場合, 以下の点に注意する必要があります.
# pkg_info -p parthenon-2.4.1
Information for parthenon-2.4.1:
Prefix(s):
CWD to /somewhere <-この値です
CWD to .
あるいは, PARTHENON を使用するための設定が既に完了していれば, 次のようにして調べることもできます.
# parthenon_which -p
/somewhere
スーパーユーザ権限をもっていないユーザのインストールには, 今のところ対応していません.
GF100K, GF250F ともに, p_reset端子が負極性 (アクティブ・ロー) であることを前提としています.
御意見, 御感想, 御要望, 動作報告などは, すべて こちらまで電子メールでお知らせください.