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新しいインターネット入札/取引メカニズムに関する先駆的研究 (1999~2001)

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本研究ではネットワークの匿名性を利用した新しい不正行為の一種である架空名義入札に着目し、オークション(入札)理論の研究を行っています。第二価格入札と呼ばれる方法は他人の入札額を知ったとしても自分が支払う意思のある最大の金額を入札することにより利益を最大化することができる性質を持っています(正直は最良の策)。この研究ではこの方法を複数の商品を扱うように拡張した場合には架空名義入札に脆弱になることを示し、架空名義入札が可能な場合でも正直が最良の策となる新しい入札方法を考案しました。