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メディア特徴の時系列におけるヒストグラム特徴の有効性の発見−時系列アクティブ探索法の考案− (1999~2001)

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音や映像のような時系列のメディア信号に対して、ある特定の目的信号の出現位置を特定するためには、ずらし照合のための膨大な計算が必要でした。従来は音や映像から抽出した特徴ベクトル同士を比較するのが一般的でしたが、本研究は、特徴ベクトルの類型ごとの頻度分布の比較が音・映像の特定に有効であることを見出した点が特徴です。時系列の照合なのに時間情報を無視するというのは、当時としては非常にユニークな提案でした。さらに、出現頻度がもつ性質を利用した計算の効率化(アクティブ探索)により、極めて高速に音・映像を特定することが可能になりました。この手法は、テレビやラジオのコマーシャルの統計調査などに適用されました。