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歪みのない(ロスレス)音響符号化の開発と国際標準化 (2005)

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NTT研究所は高品質サービスを狙って、歪みのない音響符号化の国際標準化を主導し、他の機関とともに要素技術を統合してISO/IECの国際標準MPEG-4 ALS(Audio Lossless coding)として完成させました。この規格はNTT研究所で培われてきた線形予測符号化を母体に、新たに提案された長期予測、チャネル間予測、浮動小数点対応圧縮符号化、漸増次数予測などの要素技術を含み、圧縮性能、処理速度の点で世界のトップレベルに位置づけられます。またこの規格は国際j標準としての優れた互換性、公開性、長期保守性などはもちろん、幅広い入力信号への対応や柔軟性の利点から、音楽の高品質伝送、配信、蓄積など多様な用途に展開されようとしています。