動向情報の要約と可視化に関するワークショップ
趣旨
研究課題「動向情報の要約と可視化」について,
共通の素材を用いて協調的かつ競争的に研究を進めていくワークショップを提案いたします.
動向情報とは,幾つかの統計量の時系列データを基として,その変化を通時的にとらえつつ,
それらを単に羅列するのではなく,総合的にまとめ上げることで得られるもので,
ある商品の価格や売上の状況,ある会社の業績状況,
内閣や政党の支持状況等がその典型です.
動向情報への関心に,簡潔で平易な文章や視覚的なグラフで,
もしくはそれらを協調させたマルチメディアプレゼンテーションで答えるための技術の確立が研究の目的です.
その研究は情報可視化を含めた広い意味での情報アクセス技術に関する研究開発を様々な点で牽引すると考えます.
ワークショップの目的は,共通のデータを用いて,
緩い意味で共通の課題に取り組むことによる議論と研究の活性化,
ツールやコーパス類の蓄積です.
皆様,ふるってご参加ください.
ワークショップの概要
本ワークショップは,共通のデータを用いて,緩い意味で共通の課題に取り組むことによる議論と研究の活性化,ツールやコーパス類の蓄積を目的とするものです.課題の意義等については,文献をご参照ください.
オーガナイザは以下を行います.
参加者には以下をお願いします.
- 研究課題に関する革新的な研究の実施
- 成果(進捗)発表を含めて,研究課題に対する積極的な議論
- ツール類の公開・提供(ボランティアベース)
本ワークショップは,
NII NTCIR-5
パイロットワークショップとして位置づけられており,データ作成等は,NTT
と東京大学の産学連携共同研究、および国立情報学研究所 (NII) による
NTT と東京大学との公募型共同研究によって支援されています.
オーガナイザ
加藤 恒昭 (東京大学)
松下 光範 (NTT)
神門 典子 (国立情報学研究所)
連絡先 must-admin@cslab.kecl.ntt.co.jp (← @は半角文字に変えてください)
オーガナイザへの問い合わせ,コメントはこのアドレスまでメールでご連絡ください.
メーリングリスト must@cslab.kecl.ntt.co.jp (← @は半角文字に変えてください)
参加者だけでなく興味のある方全員のメーリングリストです.
メーリングリストに参加される場合は,
must-admin@cslab.kecl.ntt.co.jp (← @は半角文字に変えてください)
宛に [must メーリングリスト参加希望] という Subject のメールをお送りください
なお、本メーリングリストは SPAM 対策のため手動で登録しております。
また、登録者以外当メーリングリストへの投稿は出来ません。
参加にあたって
下記の参加申し込みをされることでワークショップへの参加となります.
ワークショップに参加された場合,
- 覚え書きに示された条件の下で「動向情報の要約と可視化」研究用データセットを利用できます.
このセットには毎日新聞全文記事データベース1998年, 1999年が含まれていますので,これらを新たに購入する必要はありません.
- 2006 年 2 〜 3 月に開催を予定している成果(進捗)報告会で研究の成果(進捗)報告をしていただきます.
- 上記メーリングリストへ参加していただきます.
参加申し込みはこちら
- 加藤 恒昭, 松下 光範, 平尾 努:
動向情報の要約と可視化に関するワークショップの提案,
情報処理学会自然言語処理研究会,2004-NL-164 (15), pp.89-94, 2004.
- 加藤 恒昭, 松下 光範, 平尾 努, 神門 典子: 評価なきワークショップの試み
--- 「MuST: 動向情報の要約と可視化に関するワークショップ」を例に ---,
言語処理学会全国大会併設ワークショップ「評価型ワークショップを考える」, 2005.
新着情報
- 2005 年 4 月 13 日 データセット中参考グラフの配布開始
- 2005 年 1 月 14 日 データセット配布開始
- 2004 年 12 月 20 日 本ページの立ち上げ