Scinob Kuroki, Ph.D (黒木忍)


所属:
NTT コミュニケーション科学基礎研究所
人間情報研究部
感覚表現研究グループ 主任研究員

連絡先: shinobu.kuroki.ub [at] hco.ntt.co.jp
〒243-0198 神奈川県厚木市森の里若宮 3-1
研究分野: 触知覚

about  work


News & Information

  • 2024.02   指先でテクスチャの異なる2つの刺激に触れたとき,各刺激の形や運動を独立に知覚することができないことを実験的に調べた研究が,IEEE Transactions on Haptics誌に掲載されました.
    Scinob Kuroki and Shin'ya Nishida (2024)
    "Touch cannot attentionally select signals based on feature binding." ->link
  • 2023.11   SfN2023に参加しました.
  • 2023.01   腕に運動刺激を提示した際の触知覚空間の歪みを調べた研究が,Scientific Reports誌に掲載されました.
    Scinob Kuroki (2023)
    "Anisotropic distortion in the perceived direction of motion on the arm" ->link
  • 2022.05   Eurohaptics2022に参加しました.
  • 2021.11   SfN2021に参加しました.
  • 2021.07   腕に形状を提示した際の触知覚空間の歪みを調べた研究が,Scientific Reports誌に掲載されました.
    Scinob Kuroki (2021)
    "Anisotropic distortion in the perceived orientation of stimuli on the arm" ->link
  • 2021.07   WorldHaptics2021に参加しました.
  • 2021.05   触覚の空間テクスチャ認識メカニズムについて,3Dプリント技術を用いてテクスチャ表面の統計量を操作しながら調べた研究が,Journal of Neurophysiology誌に掲載されました. Scinob Kuroki, Masataka Sawayama, and Shin'ya Nishida (2021)
    "The roles of lower- and higher-order surface statistics in tactile texture perception." ->link
  • 2021.03   点字ディスプレイを用いることで,意識的に追いかけることが難しいランダムドット刺激を触覚的に提示し,運動方向検出限界を調べた研究が,i-Perception誌に掲載されました.
  • 2020.09   EH2020に参加しました.
  • 2020.02   素材に触れる手の動き情報をリカレンスプロットで記述し,好みの判断に関係するパラメータを調べた共同研究が,Scientific Reportsに掲載されました.
  • 2019.10   SfN2019に参加しました.
  • 2019.07   WorldHaptics2019に参加しました.
  • 2019.05   bioRxivにプレプリントを出しました.'Haptic metameric textures'
  • 2019.05   VSSにて,触覚の空間テクスチャ認識メカニズムについて,視覚メカニズムを参考に検討した結果を発表しました.
  • 2018.06   素材に触れる手の動き(探索運動)情報に基づいて,その素材や知覚に上る触感を推定できるかどうかについて検討した共同研究が,IEEE Transaction on Hapticsに掲載されました.
  • 2018.06   EuroHaptics 2018にて,複雑な空間パタンを持つテクスチャの触り分けについてPoster発表を行いました.
  • 2018.03   複数の振動の時間的なずれを判断する課題において,複数の指に加えられた振動の時差(long-range motion)はEnergyの差で検出される一方,一本の指に加えられた振動の時差(short-range motion)はPhaseの差としても検出され得る可能性を示しました.論文はScientific Reports誌に掲載されました.
    Scinob Kuroki and Shin'ya Nishida (2017)
    "Human tactile detection of within- and inter-finger spatiotemporal phase shifts of low-frequency vibrations", 8: 4288. ->link
  • 2017.11   「質感のつどい」第3回公開フォーラム に参加しました.
  • 2017.07   2つの振動の間の時間を判断するときに,振動が遠い・弱い・似ていない場合,短く感じられる可能性を論じた論文が,Frontiers is Psychology誌に掲載されました.
    Scinob Kuroki, Takumi Yokosaka, and Junji Watanabe (2017)
    "Sub-second temporal integration of vibro-tactile stimuli: Intervals between adjacent, weak, and within-channel stimuli are underestimated", fpsyg.2017.01295 ->link
  • 2017.06   隣り合う指や左右の手などの身体上の異なる部位で,異なる周波数帯の振動触覚刺激に触れた場合に,知覚される周波数を調べると同化や平均効果が生じている可能性を示しました.論文はScientific Reports誌に掲載されました.
    Scinob Kuroki, Junji Watanabe, and Shin'ya Nishida (2017)
    "Integration of vibrotactile frequency information beyond the mechanoreceptor channel and somatotopy", 7: 2758 ->link
  • 2017.06   様々な素材と,それに触れる際に生じる探索運動,知覚に上る触感,そしてそれらの関係性について解析した共同研究が,IEEE Transaction on Hapticsに掲載されました.
  • 2017.06   World Haptics 2017にて,AM波の振動周波数知覚について発表しました.
  • 2017.03   物理的温度と知覚温度の時間的な関係性を調べた共同研究が,IEEE Transaction on Hapticsに掲載されました.
  • 2017.01   「脳と心のメカニズム」冬のワークショップ に参加しました.
  • 2016.12   花山椒(麻婆豆腐などに使用される調味料です)を指先へ塗布すると,低周波振動の検出を阻害する.化学的に生じるピリピリが,機械的な振動によって生じる感覚に影響を与え得るかを検討した論文が,PLOS ONE誌に掲載されました.
    Scinob Kuroki, Nobuhira Hagura, Shin'ya Nishida, Patrick Haggard, and Junji Watanabe (2016)
    "Sanshool on the fingertip interferes with vibration detection in a rapidly-adapting (RA) tactile channel", 11: e0165842 ->link
  • 2016.11   AsiaHapticsのチュートリアル"Perceptual evaluation methods for haptics research"に,講師として参加しました.
  • 2016.11   AsiaHaptics共催の触覚講習会「触覚技術の基礎と応用」に,講師として参加しました.
  • 2016.10   一部執筆させて頂いた"質感の科学 ―知覚・認知メカニズムと分析・表現の技術―”が,朝倉書店さんから発売されました.
  • 2016.06   IMRF2016のシンポジウムに参加しました.
  • 2016.02   2つの振動のタイミング(位相)の違いを判断する課題において,どのような物理量/受容器が貢献するのかについて検討した論文が,Journal of Neurophysiology誌に掲載されました.
    Scinob Kuroki, Junji Watanabe, and Shin'ya Nishida (2016)
    "Neural timing signal for precise tactile timing judgments", 115: 1620-1629 ->link to abstract
  • 2015.11   第七回多感覚研究会の,触覚認知研究ワークショップに参加しました.
  • 2015.11   触覚講習会「触覚技術の基礎と応用」に,講師として参加しました.
  • 2015.10   Perceptionに飯田さん(東工大)の論文が採録されました.
  • 2015.06   花山椒(麻婆豆腐などに使用される,ピリピリする調味料です)の指先への塗布が振動知覚に及ぼす影響について,IEEE World Haptics 2015で発表しました.
    Best Work in Progress: People's choice award を頂きました.
  • 2015.04   PlosOneに横坂さん(NTT)の論文が採録されました.
  • 2014.11   AsiaHaptics2014のWorkshopとして行われる触覚講習会「触覚技術の基礎と応用」に,講師として参加しました.
  • 2014.10   University College Londonの Patrick Haggard Lab.に滞在していました.
  • 2014.09   第19回日本バーチャルリアリティ学会に参加しました.
  • 2014.09   第16回日本感性工学会に参加しました.
  • 2014.07   新学術領域研究「質感脳情報学」国際公開シンポジウム併催の Symposium on "Shitsukan" of Touch で講演しました.
  • 2014.06   振動周波数知覚における妨害刺激の影響について,Eurohaptics2014で発表しました.
    Poster presentation カテゴリで Honorable mention を頂きました.
  • 2014.06   NTT CS研オープンハウスが開催されました.
  • 2014.04   脳情報通信融合研究センター(CiNet)で講演しました.
  • 2014.03   一部執筆させて頂いた"触覚認識メカニズムと応用技術-触覚センサ・触覚ディスプレイ-”が,サイエンス&テクノロジー出版から発売されました.
  • 2013.12   横坂拓巳さん(NTT)がHCGシンポジウムにおいて「優秀インタラクティブ発表賞」を受賞しました.
  • 2013.12   坪井広樹さん(東工大院 連携講座学生)がHCGシンポジウムにおいて「学生優秀インタラクティブ発表賞」を受賞しました.
  • 2013.11   2つの触刺激で定義されるインターバルの知覚に関して,多感覚研究会で発表しました.
  • 2013.09   日本バーチャルリアリティ学会で発表しました.
    異なる周波数の振動を用いた知覚周波数の合成(黒木,渡邊,西田)
  • 2013.09   振動の周波数知覚において,複数の機械受容器-神経系がどのように貢献するのかについて検討した論文が,Brain Research誌に掲載されました.
    Scinob Kuroki, Junji Watanabe, and Shin'ya Nishida (2013)
    "Contribution of within- and cross-channel information to vibrotactile frequency discrimination", 1529: 46-55 ->link to abstract
  • 2013.08   ECVP2013で発表しました.
    Synthesis of vibrotactile frequencies(黒木,渡邊,西田)
  • 2013.06   NTT CS研オープンハウスが開催されました.
  • 2013.01   位相弁別能と周波数混合知覚に関して,質感脳情報学第5回領域班会議で発表しました.
  • 2012.09   正弦波振動・AM変調振動の位相弁別能に関して,日本バーチャルリアリティ学会で発表しました.
  • 2012.07   機械受容器の符号化特性について論じた解説論文が,日本ロボット学会誌に掲載されました.abstract
  • 2012.06   触覚の時間周波数弁別課題におけるウェーバー比の成立について,EuroHaptics2012で発表しました.
  • 2012.01   指先における触覚の座標について指間仮現運動現象を用いて検討した論文が,Experimental Brain Research誌に掲載されました.
    Scinob Kuroki, Junji Watanabe, Kunihiko Mabuchi, Susumu Tachi, and Shin'ya Nishida (2012)
    "Directional remapping in tactile inter-finger motion: a motion aftereffect study", 216: 311-320 ->link to abstract
  • 2011.09   日本バーチャルリアリティ学会論文誌にレビュー論文が掲載されました.
    渡邊淳司, 黒木忍 (2011) "触覚の時空間知覚・属性知覚に姿勢が及ぼす影響", 日本バーチャルリアリティ学会論文誌, 16:489-498
  • 2011.07   人間情報研究部感覚情動研究グループに配属されました.
  • 2010.11   TRGmeetingに参加しました.
  • 2010.11   SfN 2010 に参加しました.
  • 2010.08   Caux 2010 に参加しました.
  • 2010.07   ACM SIGGRAPH2010 Emerging Technology でColorful Touch Paletteの展示を行いました.
  • 2010.02   触覚の時間判断課題について皮膚座標と空間座標の影響を検討した論文が,Experimental Brain Research誌に掲載されました.
    Shinobu Kuroki, Junji Watanabe, Naoki Kawakami, Susumu Tachi, and Shin’ya Nishida (2010) "Somatotopic dominance in tactile temporal processing", Exp Brain Res 203: 51-62 ->link to abstract
  • 2010.02   TECHTILE展 が開催されました.
  • 2010.01   多次元トレーニング&レクチャー に参加しました.
  • 2010.01   「脳と心のメカニズム」冬のワークショップ に参加しました.
  • 2009.12   多感覚研究会 に参加しました.
  • 2009.11   TRG Meeting に参加しました.
  • 2009.09   第14回日本VR学会大会で発表しました.
  • 2009.08   ECVP2009で発表しました.student travel fellowshipを頂きました.
  • 2009.08   ICCAS-SICE2009で発表しました.


Last modified: Mar. 4, 2023