研究展示

コミュニケーションと計算の科学

13

「触れて深まる体感と共感」を集団から測る

共感的コミュニケーションの触覚的促進と多人数同時測定

どんな研究

触覚体験によって配信コンテンツの視聴効果を向上させると共に、体験の場を共有することで生じる共感的コミュニケーション(一緒に見る効果)を、可視光通信を使った多人数同時測定技術によって客観的な生理指標として測定・評価していく研究です。

どこが凄い

触覚情報を映像音と共に記録、配信、呈示する触覚通信の仕組みにより、体感を深めることにつながります。可視光通信により触覚体感を生理的な反応として多人数から同時に測定することが出来ます。異なる技術分野を組み合わせ共感的コミュニケーションに関する新たな研究を進めることが出来ます。

めざす未来

触覚呈示技術と多人数測定技術を統合的に用いることによって、五感介入、測定、評価、要因特定といった循環的プロセスに基づく研究を行い、従来は直感的に語られていた共感的コミュニケーションを定量化するとともに、人々がいきいきと満足できる場を設計する指針や方法論を提案していきます。

関連文献

  • [1] 渡邊淳司,“触/身体感覚の記録・伝送・再生の原理とその社会での価値創生,” 電気通信2019年2月号.
  • [2] Y. Shiraki, T. G. Sato, T. Moriya, “Flexible synchronization in optical camera communication with on-off keying,” in Proc. IEEE GLOBECOM Workshops, pp. 1-6, 2017.
  • [3] 佐藤尚,白木善史,守谷健弘,“可視光通信による群集Well-Beingの測定の試み,” 人工知能学会全国大会(第32回)論文集, 2F2-OS-4a-03, 2018.

ポスター

アイコンをクリックすると、展示ポスターのPDFが開きます。
PDFの表示にはAdobe Acrobat Reader等のPDF閲覧表示が必要です。

当日の様子

連絡先

佐藤 尚(Takashi G Sato) 守谷特別研究室
Email: