データと学習の科学

研究展示 6

光で機械学習をスピードアップ

~光リザーバーコンピューティングによる高速機械学習~

どんな研究

光演算で機械学習を加速します。莫大な数の行列演算を光の干渉で処理することで、並列かつ光速で演算ができます。この性質を最大限活かせる構成として、小脳を模擬したリザーバーコンピューティングに着目しその光回路実装を進めています。

どこが凄い

一つの回路で入力信号が1秒あたりギガビットを越える信号を処理することができます。さらに、光の位相、波長、偏波を用いることで演算量を数百倍にすることも期待できます。これによって、大規模なニューロ演算を高速に行うことが可能です。

めざす未来

機械学習のアクセラレータとしての適用をめざします。超高速性を活かして、通信や高速な動画処理に機械学習の情報処理技術を適用することも検討しています。光の有する性質を最大限に活用することで究極に速い計算機の実現をめざします。

関連文献

  • [1] M. Nakajima, M. Inubushi, T. Goh, T. Hashimoto, “Coherently Driven Ultrafast Complex-Valued Photonic Reservoir Computing,” CLEO 2018, SM1C.4

ポスター

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当日の様子

展示代表者

中島 光雅
中島 光雅
先端集積デバイス研究所