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みんな何を触りたいの?大規模なTwitterデータを活用した触りたさの理解 ![]() |
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どんな研究 |
人々は日常の暮らしの中でどんなものに触りたいと思っているのでしょうか。本研究では、人々がソーシャルネットワーク上で「○○を触りたい」とつぶやいた膨大なテキストデータを収集・解析することで見えてきた、日常における触りたさについてご紹介します。 |
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どこが凄い |
解析を通して、触りたい身体部位と触り方との間には一定の関連性があることが示されました。また、肌の温もりを求める欲求であるスキンハンガーの慢性化や、非生物への接触回避願望の変動が新型コロナウイルス感染拡大によって生じたことも明らかにしました。 |
めざす未来 |
本研究で得られた触りたさの知見は、幅広い実世界の問題に応用可能です。日常における触りたさのメカニズムの解明、消費者が自然と触りたくなる製品の設計、感染拡大のような実際の社会問題が人々の意識に与える影響の予測など、様々な場面での貢献が期待されます。 |
[1] Y. Ujitoko, Y. Ban, T. Yokosaka, “Getting insights from Twitter: What people want to touch in daily life,” IEEE Transactions on Haptics, Vol. 15, No. 1, pp. 142?153, 2022.
[2] Y. Ujitoko, T. Yokosaka, Y. Ban, H. Ho, “Tracking changes in touch desire and touch avoidance before and after the COVID-19 outbreak,” PsyArXiv, 2021.
宇治土公 雄介(Yusuke Ujitoko) 人間情報研究部 感覚表現研究グループ
Email: cs-openhouse-ml@hco.ntt.co.jp