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コミュニケーションと計算の科学
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自分を取り巻く人間関係の変化をSNSでとらえる

Social Orbit―SNSログを用いた関係変化の可視化法

自分を取り巻く人間関係の変化をSNSでとらえる
どんな研究

自分を取り巻く人間関係を非専門家がとらえることは簡単ではありません。この研究では、SNSログを人間関係に関する専門的知見に基づき解析することで、ユーザを取り巻く関係性や親密度などの人間関係の変化を簡便に「軌跡」として可視化する方法「Social Orbit」をご紹介します。

どこが凄い

社会関係にかかわる専門的な概念(人間関係のタイプなど)をSNSログの特徴量(メッセージの間隔や頻度など)に基づいてとらえ、特徴量の変化をもとに、ある人を取り巻く人間関係の変化(疎遠化・親密化など)を2次元空間上に描かれる軌跡として可視化する方法を構築しました。

めざす未来

家族や子育て、地域のつながりなど、様々な場面での人間関係を直感的に把握することは、その維持や改善につながる行動の選択肢を考える基盤になります。VUCA時代ともいわれる複雑さが増す社会の様々な場面で、各人が望ましい行動変容を自ら促進できる社会をめざします。

自分を取り巻く人間関係の変化をSNSでとらえる
関連文献

[1] 荒川あゆみ, 田中利枝, 坂倉杏介, 渡邊淳司, 丸谷和史, “第三者が子育てに関わる「チーム家族」の実践とその社会関係性可視化の検討,” 第29回情報処理学会シンポジウム「インタラクション2025」, 2025.

ポスター
連絡先

丸谷 和史(Kazushi Maruya)人間情報研究部 感覚表現研究グループ

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