研究展示
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手を引くAIが街をご案内牽引力覚デバイスぶるなび4の社会実装に向けたコラボ実現 ![]() |
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どんな研究 |
言葉のコミュニケーションだけでなく、道に不慣れな方や視覚の不自由な方の手を引きながら道を案内する、そんな多感覚コミュニケーションを、引っ張る力を感じさせる牽引力覚デバイスの開発やAIテクノロジとの融合によって具現化する研究を行っています。 |
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どこが凄い |
コンパクトで携帯可能な牽引力覚デバイス「ぶるなび4」と、スマホカメラ映像を使ったAI外界認識により目的地までの歩行案内を行うことができる「Eye Navi」の連動を実現しました。引っ張る感覚で、より直感的に街中ナビを実現するという近未来に大きな一歩を踏み出しました。 |
めざす未来 |
世界に約4500万人いる視覚障がい者やナビを必要とするすべての人々が、力覚呈示デバイスとAIの融合によって、より自由で直感的に街や建物内を歩ける未来をめざします。この技術の発展により、移動の壁が取り払われ、誰もが安心して歩ける社会の実現に貢献することが期待されます。 |

[1] H. Gomi, S. Ito, R. Tanase, “Innovative mobile force display: Buru-Navi,” in Proc. The 26th International Display Workshops, pp. 962–965, 2019.
[2] Sight World, https://www.sight-world.com/
[3] Eye Navi, 株式会社コンピュータサイエンス研究所, https://www.eyenavi.jp/
五味 裕章(Hiroaki Gomi)人間情報研究部 感覚運動研究グループ