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コミュニケーションと計算の科学
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高齢者にとって聞いて分かりやすい話し方

分かりやすさにつながる声と言葉の使い方の解明

高齢者にとって聞いて分かりやすい話し方
どんな研究

高齢者にとって聞いて分かりやすい話し方を明らかにするために、ことば選びと声の使い方の両面から研究を進めています。これまでは「大きな声でゆっくりと話す」以上の文献記述がなく、どこでどのように話し方を変えれば良いのかが解明されていませんでした。

どこが凄い

高齢者応対業務従事者や有資格者の中から、聞いて分かりやすいと考えられる高齢者向けの模範話者を高齢者に選んでもらい、その模範話者へのインタビューや音声分析から、高齢者向けの話し方の詳しい特徴を一部解明しました。これは話し方の実践に必要不可欠な新しい知見です。

めざす未来

高齢者向けの模範話者の中で暗黙知となっている分かりやすい話し方を明確な知識にすることで、その話し方を誰もが実践できるようにします。その話し方で集められた音声で学習したAIと高齢者との豊かなコミュニケーションもめざしています

高齢者にとって聞いて分かりやすい話し方
関連文献

[1] H. Nakajima, Y. Aono, “Collection and analyses of exemplary speech data to establish easy-to-understand speech synthesis for Japanese elderly adults,” in Proc. 23rd Conference of the Oriental COCOSDA International Committee for the Co-ordination and Standardisation of Speech Databases and Assessment Techniques (O-COCOSDA), pp. 145?150, 2020 (https://ieeexplore.ieee.org/document/9295000).

[2] 中嶋秀治, 宮崎昇, 阪内澄宇, “高齢者への語りかけ音声におけるポーズ長の分析,” 日本音響学会 秋季研究発表会 講演論文集, pp. 399?400, 2015.

展示説明ムービー
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Q&A
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ポスター
連絡先

中嶋 秀治(Hideharu Nakajima) 恊創情報研究部 インタラクション対話研究グループ

Email: cs-openhouse-ml@hco.ntt.co.jp

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