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ウェルビーイングをいろいろな側面から測ります

心身の状態変化・価値観・自己観から捉えたウェルビーイング

ウェルビーイングをいろいろな側面から測ります
どんな研究

わたしたちはどんな時にウェルビーイング(身体的・精神的・社会的にいきいきとした状態)を感じるでしょうか。それを知るためには ①心や体の状態 ②自分にとって大切なこと ③他者との関わりを総合的に捉えることが必要です。本研究ではこれら3つを計測する独自の手法を考案しました。

どこが凄い

①心身の状態を身体感覚を反映しつつ直感的に記録できる感性表現語を用いた新たな経験サンプリング手法を考案しました。②各個人で異なるウェルビーイングの価値観を簡易に可視化し共有できるツールを考案しました。 ③自己と他者を切り離さない東アジアの思想伝統に依る全体論的自己観の程度を定量化するSelf-as-We尺度を開発しました。

めざす未来

それぞれの人が暮らしの中でウェルビーイングを感じながら生きていくためには、自身の心身の状態や価値観・自己観の在り方に主体的に気がつき、評価し、他者とともに行動していく必要があります。本研究は、心理学や哲学、工学、デザインといった包括的な視点から、このプロセスを支援します。

ウェルビーイングをいろいろな側面から測ります
関連文献

[1] 渡邊淳司, 村田藍子, “ポジティブ・コンピューティングを自分事とするために : ウェルビーイングへの身体性からのアプローチ,” 感性工学, Vol. 18, No. 2, pp. 63?67, 2020.

[2] 渡邊淳司, ドミニク・チェン監修・編著, 安藤英由樹, 坂倉杏介, 村田藍子編著, “わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために?その思想、実践、技術,” ビー・エヌ・エヌ新社, 2020.

[3] 渡邊淳司, 村田藍子, 高山千尋, 中谷桃子, 出口康夫, “「われわれとしての自己」を評価する―Self-as-We尺度の開発―,” PROSPECTUS, Vol. 20, pp. 1?14, 2020.

展示説明ムービー
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Q&A
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ポスター
連絡先

村田 藍子(Aiko Murata) 人間情報研究部 感覚共鳴研究グループ
Email: cs-openhouse-ml@hco.ntt.co.jp

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