研究展示
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瞳が語るこころの状態瞳孔径から読み取る知覚の変化 
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| どんな研究 |
同じ音声を聞いていても、その「聞こえ方」が時間経過に伴って変化する場合があり、この現象は多義的知覚と呼ばれます。この聞こえ方の変化は知覚交替と呼ばれます。本研究では、聞こえ方に対する知覚交替の頻度と瞳孔径の大きさが関係していることを明らかにしました。 |
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| どこが凄い |
知覚交替は脳内神経回路の確率的な状態変化を反映しています。本研究では、このような脳内における見えない状態変化を瞳孔径の大きさを通じて客観的に捉えることを可能にしました。 |
| めざす未来 |
本研究成果を活かして、瞳孔径のような眼球運動計測から得られる情報から脳神経回路の内部状態などのリッチな情報取得技術が発展すると期待されます。更には、本人すら自覚していない心の情報を読み取る技術（マインド・リーディング）の実現を目指しています。 |
[1] Y. Suzuki, H. Liao, S. Furukawa, “Temporal dynamics of auditory bistable perception correlated with fluctuation of baseline pupil size,” Psychophysiology, 2022. doi:10.1111/psyp.14028
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鈴木雄太（Yuta Suzuki） 人間情報研究部 感覚表現研究グループ
Email: cs-openhouse-ml@hco.ntt.co.jp