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手持ちのモニタのかき集めで巨大3D映像提示

モニタ群の分散配置により手軽に巨大3D映像が作れます

手持ちのモニタのかき集めで巨大3D映像提示
どんな研究

複数個のモニタを、隙間を許して適当に配置した場合、モニタ全体に渡るような巨大3D映像提示は作れないと思われていました。この展示では、隙間のある異なる大小のモニタ群で構成されたディスプレイでも、きちんと飛び出して3Dに知覚される技術を紹介します。

どこが凄い

人に備わる視覚情報の補完のメカニズムを活用し、モニタ間の隙間に画像が提示できなくても錯覚的に像がつながり浮き出て見えるような提示を可能にしました。また、複数の汎用的なモニタで巨大なスクリーンを構成するため、そのうちの一つが壊れても復旧が容易です。

めざす未来

人間の視覚システムの理解を進めることで、臨場感の高い3D映像を汎用的なデバイスで表現できるようにしていきます。これにより、今は専用の機器や特別な施設でのみ体験できるような迫力ある映像を、誰もが身近な場所で気軽に体験できるような未来をめざします。

手持ちのモニタのかき集めで巨大3D映像提示
関連文献

[1] 三河祐梨, 篠田裕之, “BrickDisplay: 視差映像ディスプレイの分散配置による欠損を許した巨大空中像提示,” 第28回日本バーチャルリアリティ学会(VRSJ2023), 2023.

ポスター
連絡先

三河 祐梨(Yuri Mikawa)人間情報研究部 感覚表現研究グループ

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