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コミュニケーションと計算の科学
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社会での人々のつながりを安全に記録します

Web3の時代に向けた社会関係性プラットフォームの提案

社会での人々のつながりを安全に記録します
どんな研究

社会生活での他者との関係性(社会関係性)は幸福の認識に大きく影響します。専門性を持たない人でも自分の社会関係性を簡単かつ安全に把握できるしくみを、Web3を利用して実現することをめざしています。

どこが凄い

SNSなどでのやり取り頻度や応答時間などのデータをWeb3の技術を応用して分散管理し、ある個人の特定の範囲におけるいくつかの社会関係性(複数の人間関係の状態)を安全に可視化します。やり取りの本人も把握しづらい複雑かつ動的な人間関係を安全・簡便に取り扱えます。

めざす未来

社会関係性を可視化するしくみは、各個人に合わせた人的環境を設計しやすくします。新しいしくみによって、自分自身にとってWell-beingに生きられる社会関係性へ近づく行動を私たちが自律的にとれるようになれば、親子関係や地域共同体の新しい形なども生みだされる可能性があります。

社会での人々のつながりを安全に記録します
関連文献

[1] 丸谷和史, “子育て環境の多様化に対する一般的イメージ,” 日本心理学会第87回大会, 2023.

[2] 大橋盛徳, 前田至剛, 岸上順一, “オンライン社会関係資本の結束型と橋渡し型のバランスに影響を与える要素に関する研究,” 情報科学技術フォーラム2023, 2023

ポスター
連絡先

丸谷 和史(Kazushi Maruya)人間情報研究部 感覚表現研究グループ

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