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運動スキルを見える化しよう!運動のばらつきで手と足の器用さを判定 ![]() |
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どんな研究 |
従来の利き手や利き足の調査は矯正などに左右されやすく、実際の運動スキルに基づいた定量的な測定を行うことが困難でした。本研究では、簡単な繰り返し運動をするだけで運動スキルや利き手・利き足度合いを定量化する手法を生み出しました。 |
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どこが凄い |
一般的なスマートフォンを手や足に付けて行ってもらう繰り返し運動の再現率を評価する新たな方法を開発し、運動スキルの評価や、利き手・利き足度合いの定量化を可能にしました。成長に伴う運動スキルの向上や、高齢化による運動スキルの低下の見える化にも成功しました。 |
めざす未来 |
運動スキルを簡単に評価する手法をさらに発展させることにより、スポーツ種別に則したトレーニングや運動リハビリにおいて左右のバランスや学習効果を容易に「見える化」できるようにします。さらに、運動機能と脳情報処理の関係を探るツールとしての展開もめざしています。 |

[1] A. Takagi, S. Ito, H. Gomi, “Non-dominant hand has larger timing errors in muscle activity,” in Proc. The 52nd Annual Meeting of the Society for Neuroscience (Neuroscience 2022), 2022.
[2] A. Takagi, S. Ito, H. Gomi, “Command timing variability, rather than signal-dependent noise, determines motor coordination,” in Proc. The Annual Meeting of the Advances in Motor Learning and Motor Control (MLMC2022), 2022.
高木 敦士(Atsushi Takagi)人間情報研究部 感覚運動研究グループ