研究展示

コミュニケーションと計算の科学

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こんなとき、あの人だったらどう思う?

人の個性を考慮した体験に紐づく感想生成技術

どんな研究

対話システムが人間と良い関係を築いていくには、人間の感情を理解し、表現することが必要不可欠です。この研究は、「こういう出来事が起きたとき、あの人だったらこういうことを思いそうだな」という人に紐づいた感想の予測を行うことで、より人間の感情を理解、表現できる対話システムを実現します。

どこが凄い

従来の研究では、感情の表現は喜怒哀楽のような類型で行われていました。これに対して、私たちは「誰が」「何をしたとき」を入力として、「どのような感想を抱くか」という出力を特定の「人」に応じて推定します。これにより、対話システムがより柔軟な感想の表現を、人に応じて使い分けることができます。

めざす未来

本技術を用いることで、対話システムが人間の感情をより柔軟に表現できるようになります。今後は、事前に学習した人のみでなく、対話中のユーザが、どのような「感想の表現の特徴」を持っているかをリアルタイムに学習したり、ユーザの述べた感想からどのような人物かを推定する手法を実現します。

関連文献

  1. M.Mizukami, H. Sugiyama, H. Narimatsu, “Event data collection for Recent Personal Questions,” in Proc. LACATODA, 2018.
  2. M.Mizukami, H. Sugiyama, H. Narimatsu, T. Arimoto, R. Higashinaka, “話者情報を考慮する注意機構を用いた応答生成手法の検討,” 人工知能学会, 2020.

ポスター

展示説明ムービー

連絡先

水上 雅博 (Masahiro Mizukami) 協創情報研究部 インタラクション対話研究グループ
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