研究展示

人間の科学

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触ると似てしまうテクスチャ

3Dプリンタを用いた触り心地を変えないテクスチャ変調

どんな研究

異なる凹凸パターンを持ち、目で見ると区別がつくのに、指で触ると手触りの違いが判らなくなるような表面テクスチャを設計しました。素材表面の凹凸パターンについて、深さを輝度値に変換してモノクロ画像として扱うことで、 3次元のテクスチャを2次元の画像のように解析・変調しています

どこが凄い

複雑な統計量を画像上で操作し、作成した画像を元に3Dプリントすることで、これまで計測・実現が困難だった実物体の統計量を簡易に操作できます。その結果、触覚による知覚に影響しない統計量を発見しました。視覚と触覚では知覚に影響する統計量が異なることも明らかになりました。

めざす未来

テクスチャ知覚の決め手となる表面形状の特徴が理解できれば、画像特徴を操作するだけで簡便に物体表面の質感を変えることが可能になるかもしれません。また、見た目と触り心地を分けて設計できるため、より自由なテクスチャ設計が可能になります。

関連文献

  1. S. Kuroki, M. Sawayama, S. Nishida, “Haptic metameric textures,” bioRxiv, 653550, 2019.

ポスター

展示説明ムービー

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連絡先

黒木 忍 (Scinob Kuroki) 人間情報研究部 感覚表現研究グループ
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